マダムようの映画日記

毎日せっせと映画を見ているので、日記形式で記録していきたいと思います。ネタバレありです。コメントは事前承認が必要です。

福笑と異常な仲間たちvol.3~アブノーマル人物伝~in繁昌亭

2010-04-02 14:07:21 | 舞台
ー福笑と異常な仲間たちvol.3~アブノーマル人物伝~ー繁昌亭





ものすごいタイトルの落語会に行ってきました。
ゲストが加川良さん。
どんな落語会になるのか、とっても楽しみでした。

まず最初に笑福亭たまさんの「くっしゃみ講釈」。
たまさんの落語は始めてでしたが、すごく面白かった。
若いと思うけど、福笑さんのお弟子さんで、京大出身ですって。

のぞきからくりの八百屋お七の段をたっぷり語ってくれました。
講釈の部分もしっかりしていて、めりはりがよかったです。


笑福亭福笑さん

そして、福笑さんの「刻うどん」。
聞き慣れた演目だけど、やはりベテラン。
おかしかったです。

中入り後いよいよ良さん。


撮影禁止のため、イメージ。この写真は去年末ペーニャのライブで撮影しました。

私は前から2番目の席だったので、かなり見上げる形。
客席も舞台もすごく明るいので、かなり歌いにくかったでしょうね。
緊張が伝わって来ました。
後ろの女性は「この人歌手?」と言っていました。
でも、良さんのファンもたくさん来ていたようで、アンコールとなり「教訓」では、客席からコーラスが入り、良さんも気を良くしてリフレインしました。

さて、最後は福笑さんの創作落語「宗教ウォーズ」。
最近の政治の話から始まって、社会風刺、荒唐無稽、しっちゃかめっちゃか、最後は大戦争へー。
これぞ福笑の魅力炸裂の面白さでした。

最近、夫が桂枝雀さんのDVDの全集を買って、ヒマな夜は二人で見ています。
落語って、ほんと面白いですね。

そして、今回の異文化交流も、微妙な緊張感が楽しかったです。
繁昌亭は満員、大盛況でした。


シェルター

2010-04-02 13:14:27 | 映画ー劇場鑑賞
ーシェルターーSHELTER
2009年 アメリカ
モンス・モーリンド 、ビョルン・スタイン監督 ジュリアン・ムーア(カーラ)ジョナサン・リス・マイヤーズ(デヴィッド)

【解説】
ある謎めいた患者に出会った精神分析医が、科学では解明できない恐るべき事態に見舞われるスリラームービー。主人公の精神分析医を『ブラインドネス』のジュリアン・ムーア、解離性同一性障害(多重人格)を患う謎の患者を『マッチポイント』のジョナサン・リス・マイヤーズが演じる。監督は、スウェーデン出身の新鋭モンス・モーリンドとビョルン・スタイン。ミステリアスな展開と、想像をはるかに上回る衝撃の結末に注目だ。

【あらすじ】
解離性同一性障害(多重人格)の疾患を認定していない精神分析医カーラ(ジュリアン・ムーア)。ある日、多重人格とおぼしき男性デヴィッド(ジョナサン・リス・マイヤーズ)と引き合わされたカーラは、彼の症状を否定するために身辺調査を行い始める。そんな中、デヴィッドが25年前に亡くなった故人であることが判明し……。

【感想】
私はホラーを見る資格がないなあ。
この映画を見て、そう思った。
理詰めで考えてはいけない。
ただ、映像を楽しむー。
わかっているんだけど、楽しめないわ。
しらけちゃった。

☆ネタバレ
解離性同一性障害(多重人格)の疾患を認定していない精神分析医カーラ(ジュリアン・ムーア)。
まず、こういう設定が受け入れにくいでしょ?
精神分析医は、予断があったらいけないよね。
解離性同一性障害(多重人格)を認めていようと認めまいと、まず対象者に予断なく精神分析しなくちゃ。
「私は認めないと」言うのも科学者らしくない気がする。

そして、その父は解離性同一性障害(多重人格)の研究者。
当然娘と対立するわけです。

父から娘に紹介された謎の人物デヴィッド(ジョナサン・リス・マイヤーズ)。
彼女はこの人物にのめり込んで行き、家族もろともとんでもない被害を受けるというストーリー。

このデヴッドは、実はデヴィッドは死んでいて、アダムが主人格と思われていたが、このアダムも死んでいた。
ということで、この人は多重人格者ではなということがわかりました。
では、彼は誰?

その謎は、人里離れて暮らす集落の中にいる老婆が握っていると言う…

彼は、この老婆に呪いをかけられれて、魂を抜きとるシェルターとなった神父だった。

魂を抜き取られる対象者は神を信じない者。
「神を信じない」と言っただけで、子供であろうが老人であろうが殺されて魂を抜かれてしまう。

「神を信じない」人、日本に来たら山ほどいるやんねー。
どうするんだろう、と思ってしまったら、しらけてしまった。
あーあ。

この映画は、ジョナサン・リス・マイヤーズを見に行ったようなものだから、まあ、いいわ。
彼の演技力って、やはり光っていました。

ジュリアン・ムーアはいい女優さんだと思うけど、「ハンニバル」以来、「ブラインドネス」「美し過ぎる母」「フォーガットン」など、深刻な彼女の表情は、もう見飽きたなあって感じでした。

ジェネラル・ルージュの凱旋

2010-04-02 13:11:57 | 映画ーDVD
ージェネラル・ルージュの凱旋ー
2009年 日本
監督=中村義洋 キャスト=竹内結子(田口公子)阿部寛(白鳥圭輔)堺雅人(速水晃一センター長)羽田美智子(花房美和看護師長)山本太郎(佐藤拓馬)尾美としのり(三船啓二)貫地谷しほり(如月翔子)正名僕蔵(磯辺信也)林泰文(小峰小太郎)

【解説】
現役医師・海堂尊の大ベストセラーを竹内結子と阿部寛の主演で映画化した、医療ミステリー『チーム・バチスタの栄光』の続編。ジェネラル・ルージュ(血まみれ将軍)の異名を持つ切れ者の救命救急センター長にかけられた疑惑をめぐり、再び田口と白鳥が事件解明に挑む。事件の鍵を握る速水役には、話題の映画やドラマへの出演が相次ぐ堺雅人。前作に続き中村義洋が監督を務め、複雑な人間関係が絡み合うドラマを前作以上のスケールで描き出している。

【あらすじ】
チーム・バチスタ事件から1年後、院内の倫理委員会の委員長を務める田口(竹内結子)のもとに一通の告発文が届く。救命救急センター長の速水(堺雅人)と医療メーカーが癒着し、同センターの花房看護師長(羽田美智子)が共犯という内容。彼女が院内調査を開始した矢先、同様の告発文を受け取っていた厚生労働省の役人・白鳥(阿部寛)が再び現れる。

【感想】
これは、原作を読んでいないのですが、映画はなかなか面白かったと思いました。

ERやドクターヘリといった、日本の医療で足りない部分を描いた点も評価できると思いました。

展開も面白かった。

☆ネタバレ
謎にみちたジェネラル・ルージュ(血染めの将軍)と呼ばれる速水・救命救急センター長(堺雅人)。
影のように寄り添う花房美和看護師長(羽田美智子)。
この二人が、医療メーカーと癒着しているという密告文書が田口(竹内結子)に届いた。
田口は、「チームバチスタの栄光」の事件を解決して、今は倫理委員会の委員長に就任していたのだ。

同じ意味の文書が、厚生労働省の役人・白鳥(阿部寛)の元にも届けられて、また二人のでこぼこコンビがこの密告書の真相を究明して行くことになった。

そんな折り、渦中の医療メーカー社員磯辺(正名僕蔵)が、屋上から飛び降りて死ぬ。
状況から、自殺とされたのだか…。

物語は、法廷のような倫理委員会が舞台となり、意外な人が密告書の発行人であるということがわかっていきます。
そこへ、ショッピングセンターの大火災が起こり、病院にはケガ人がたくさん運ばれて、戦場のようになります。
そこで、速水センター長が医療メーカーと癒着した意味、ジェネラル・ルージュの由来などがわかる仕掛けですが、とても面白かったです。

そして、田口が下した大岡裁きも胸がすくような心地よさでした。

これは「チームバチスタ~」より面白いです。

堺雅人さんは、旬ですねー。