さて、古トンネルを巡る第二弾は岡崎市と蒲郡市の境、鉢地峠にある鉢地坂トンネルです。
ところで、古いトンネルのことを隧道っていうらしいですね。古トンネルを探すには「隧道」をキーワードに検索すると見つかります。
鉢地坂トンネルは岡崎市の本宿から蒲郡市内に抜ける、国道473号線(旧県道38号)の鉢地峠にあるトンネルです。
名古屋方面からは、国道1号線の本宿町沢渡の交差点を右折して473号に入ります。しばらく道なりに進むとだんだん道幅が狭くなり、峠道になります。
鉢地峠周辺はかつて「新箱根」と呼ばれており、昭和の中頃までは一大観光地だったようですが、東名高速音羽蒲郡ICから蒲郡市方面へ抜けるオレンジロードが開通してからは交通量も減り、廃れてしまったようです。今ではその名残の廃ホテルがそこかしこに見られます(一部営業中のところもありますが…)。
っていうか、この道、夜中に通ったらたいがい怖いですね。道幅は狭いし葛折りだし、道沿いは廃ホテルだらけだし…。
そんな峠道を10分ほど登ると鉢地坂トンネルが姿を現します。
岡崎側の入り口。オレンジ色の照明と相まって、かなり趣のある坑門です。
yahooマップのスクショ。
トンネル幅は狭く、大きな車が対向することは出来なさそうです。観光地として華やかりし頃はバスも運行していたそうですが…。
蒲郡側。
トンネルを抜けると下り坂。いよいよ道幅も狭くなり、カーブもきつくなります。
無理矢理太いタイヤを履いてスピードを上げられないGNを、かなりのスピードでGSX-Rが追い越していきました。しかも追い抜きざまに左手で挨拶をしていってくれました。バイクの差ではなく、腕の差ですね。
蒲郡側にもいくつもの廃ホテルがあり、さらに下ると国道23号に突き当たります。さらに南下すると竹島方面へ抜けますが、今回はここまで。
今回のもともとの目的地である清田の大楠で写真を撮って、再び鉢地峠を通り、1号線まで戻り、帰宅しました。
さて、次回はどこを目指しましょうか…?
では、また。