「吐き捨てる」by 日月鷲(緋)彌冬月久泉TogoKa…☆筆。
吐き捨てる男 最初で最後の恋だと言ったのに奴は 逆なでする闇のエロス 「てめぇなんか誰も相手にしねぇよ!!」 少し驚く女は突っ立って 見えない闇の向こうを凝視しても「闇」 蠢く様子もないのに 星がキレイに泣くように流れた 男のモノになったのはいつ? 朧な記憶で声を聞き 「行くぞ」と歩く草地の先 商店が並ぶ通りはすぐそこ それにしても暗かった 明るさの中で台湾屋台の麺を啜る 新聞片手に誰かと沈黙会話 内容も闇 私は彼以外とは接触ナシ 誰に言っていたのか 新聞会話の奇妙な男か 南国の秋の夜 私を手に入れたのは誰?
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