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地域に溶け込む川崎フロンターレ97

2021-01-27 00:01:59 | サッカー(Jリーグ(J1・J2)・国内)

 リスペクトコラムです。
 いわゆるJリーグの優等生、文武両道を極めて我が世の春を謳歌している川崎さん。当ブログでは湘南さんと並んでJリーグ百年構想の優等生として活躍され、紹介事例もついに100超えとなり、成績と事業内容で史上最強の存在となりました。でも、そんな最強クラブも昨季は赤字決算だったとか。やはりコロナ禍はすさまじいですね。
 時々観に行く「フロンターレ日記」を先日観ていた時に、そういえばあの事業、この事業はコロナでどうなったのかなと気になってしまいました。本来ならば事例1つを1記事にするくらい、付加価値が高いのですが、コロナバージョンの複数事業を追ってみました。それでも次から次へと紹介したい事例が出てきたので、今回は主要3事業について、リスペクトしたいと思います。
       
【2020ブルーサンタ】
「ブルーサンタとは、川崎フロンターレの選手がサンタクロースに変身し、市内病院の小児科病棟を慰問する事業のことで、フロンターレはこの活動をチーム創設時の1997年から継続して行っており、今年でもう23年目。地域に笑顔をお届けできる大切な大切なホームタウン活動です。
 しかしながら、今回はコロナ禍のため、選手が直接慰問させていただくことは残念ながら断念せざるを得ない状況でした。しかし、各病院様も楽しみにしていただいたということもあり、今年はブルーサンタのオリジナルポストカードとプレゼントを川崎市立川崎病院、医療法人社団亮正会総合高津中央病院、聖マリアンナ医科大学病院へプレゼントさせていただきました。」
引用:J1川崎公式HP「フロンターレ日記」

 この事業は川崎さんの選手による地域貢献活動を象徴するような代表的事業です。もう事業ではなく、生活様式化してますね。もう23年ですか・・・ すごいを超越して無双の域です。23年といえば、J2岡山も影も形も無かった時代。Jリーグ開幕後のブームが去り始めた頃の時代ですね。川崎さんで言えば、ちょうどJFLからJ2昇格を決めた年。これからJクラブになるという時に、Jリーグ百年構想の一環として始められた事業の様子。素晴らしいですね。
 当ブログで、最近スポーツ界で医療従事者へのエールや支援活動が全く見られなくなったと書きましたが、川崎さんのこういう事例を見るとホッとしますね。よそのJクラブ及びJリーグでこういう活動が疎くなった分、川崎さんには頑張って欲しいと思います。
 今回のポストカードとプレゼントは患者さんだけでなく、お医者さんや看護師さんなど病院スタッフにも元気を与えられた事でしょう。「やっぱフロンターレだ」と。それにしても、どうして医療従事者へ感謝の気持ちを表す事から手を引いているのか。医療現場が逼迫している今こそ、その時なのに。
   
【川崎フロンターレ算数ドリル実践授業2020】
「毎年川崎市内の各小学校に毎年配布され、算数を楽しみながら学べる「川崎フロンターレ算数ドリル」。フロンターレの選手たちと一緒に身体を動かしてドリルの問題を一緒に解く「実践学習」が行われました。今年は、コロナ禍の状況もふまえて初の「オンライン」での実践授業。
 一時は開催を中止するかという話も上がりましたが、長年継続してきた活動として違った形で実施をしていこうという話になり、麻生グラウンドと小学校をオンラインで繋いだ形を計画しました。今回、宮前区にある有馬小学校で実施し、長年ドリル作製に尽力いただいている蟻生先生をはじめとする算数ドリル作成委員会の皆さんと新しい授業のスタイルを考えていきました。当日は体育館のステージに大型ビジョンを設置し、そこに麻生グラウンドを映して中継しました。」
「例年「シュートスピード」と「50m走」を行いながら速さを求める問題に挑戦していましたが、今年は教科書が変わり、学習内容も変更があったため、今回は「リフティング」を使った「データの見方」の応用問題を実施しました。」
「最後はスクリーンに映る2人も交えて一緒に記念撮影をしました。このような状況の中でも、身体を動かしながらボールとも触れ合い、楽しく算数を学べる実践学習が終了しました! 」
引用:J1川崎公式HPフロンターレ日記」

 この事業はかなり有名で、川崎さんの東日本大震災の復興支援活動の象徴のような付加価値が高い取り組みです。今でこそ東京五輪スタッフからクラブに戻って来られましたが、天野部長はこの経験を生かし、東京五輪計算ドリル作成に手を尽くしたと聞いています。しかも、ドリル配布だけでなく、実際に選手が学校に行って実践もされています。川崎さんには「手を抜く」という言葉は無いのでしょう。コロナ禍の去年はオンラインで実践授業をしたのですね。最後のスクリーンと一緒の記念撮影がいいですね。
   
【フロンターレ選手と本を楽しもう2020】
「11回目となる今回のイベントは、コロナ禍のためオンラインで実施。フロンターレからはイサカ ゼイン選手と旗手怜央選手の2人が参加しました! まずは自己紹介も兼ねてリフティングを披露。画面越しでしたが、参加してくれた子ども達からも拍手があがっていました!
 ウォーミングアップが終わったところで、トップバッターはゼイン。ゼインはフロンターレが制作をした「どくしょすき」という絵本の読み聞かせを行いました。本には、ふろん太やワルンタがかわいいイラストで登場することにもあり、子ども達も集中して聞いていたのが印象的でした。」
「これまで読み聞かせのイベントでは一人の選手が多くの参加者の前で、「読み聞かせ」をすることもあり、だいぶ緊張気味でしたが、今回は2名の選手が参加したことにより、終始和やかで、笑いもあり子どもたちのみならず、一緒にいた親御さんたちも楽しそうにしていました。」
「川崎市教育委員会さんにご協力いただき、JR鹿島田駅の図書返却BOXをフロンターレ装飾にさせていただきました。
ひ、お近くをお通りの際はこちらにもご注目ください!!」
引用:J1川崎公式HP「フロンターレ日記」

 どうやるのかと思っていたら、オンラインミーティング方式でやったようです。素晴らしい。そういう発想が素晴らしい。この読み聞かせ事業も代表的なもの。確か川崎さんが先駆者だったような。その後他のJクラブ、その他の競技チームが追随していったと思います。コロナ禍の去年はオンラインでの読み聞かせです。ふと、スポーツ界でオンラインの読み聞かせって聞いた事ないよなぁと。駅の図書返却BOXもまた素晴らしい。まさにフロンターレがある風景ですね。うらやましい限り。
 コロナ禍であろうがなかろうが、やるべき事は工夫して絶対にやり遂げる。それが地域の宝である公共財の務めなのではないでしょうか。川崎さんにはこれからも、国内すべてのスポーツチームのお手本になって欲しいと思います。本当に川崎市民は幸せですね。うらやましい限り。
J1川崎関連:10110099989796959493929190898887868584838281807978777675747372717069686766656463626160595857565554535251
#がんばろう日本 #ThankYouHealthcareWorkers #ThankYouCaregivers

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