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日本代表のこと・・・608

2024-09-26 00:01:21 | サッカー(日本代表、W杯等)

 リスペクトコラムです。
 パリ五輪もパラリンピックも終わっています。少し古い話題になりました。五輪で全く成長が見られなかった球技(主要ボール競技)の日本代表。しっかり現在の立ち位置をリスペクト。団体球技(主要ボール競技)の代表を一つ一つ、当ブログなりに検証していきたいと思います。遅くなった4回目はサッカー男子五輪代表。検証について、やはりネットには余りコラムが出ていなかったですが、今回も数少ないコラムの中で2つリスペクトさせていただきました。
   
【パリ五輪を振り返る 日本サッカー男子はなぜメダルに届かなかったのか?】
「56年ぶりのメダル獲得を目標に掲げてフランスに乗り込んだ日本は1次リーグを3連勝という、これ以上ない成績で突破したが、準々決勝でスペインに0―3で敗れて大会を去った。なぜメダルに届かなかったのか。メダルには何が必要だったのか。」
「今回はオリンピックに臨むにあたり、十分な態勢だったのかどうか疑問符がつく。参加した16チームの中で、2000年12月31日以前に生まれたオーバーエージ(OA)の選手を起用しなかったのは、日本だけだった。さらに23歳以下の選手でも欧州でプレーする選手は限られ(久保建英や鈴木彩艶、鈴木唯人らが選ばれず)、『移籍の可能性がある』(山本昌邦代表チームダイレクタ-)として選外となった松木玖生(FC東京からサウサンプトンへ移籍。今季はギョズテペへ期限付き移籍)の例もある。大岩剛監督が選びたかった選手を、何の制限もなく呼べたわけではなかったことはメンバー発表記者会見の表情や言葉を見れば明らかだった。
 海外組の選手が増え、シーズンの開幕前の準備時期に重なることから、五輪への選手派遣へ理解が得られないというのが日本サッカー協会(JFA)の言い分だった。しかし、そうだとするならば金メダルに輝いたスペインにアレックス・バエナ(ビリャレアル)やフェルミン・ロペス(バルセロナ)が選ばれているのはなぜか。アルゼンチンにフリアン・アルバレス(マンチェスター・シティー→アトレチコ・マドリード)やニコラス・オタメンディ(ベンフィカ)がいたのはなぜか。欧州におけるオリンピックの重要性が低いというのであれば、彼らがパリで戦うチームに選ばれたのは説明がつかないだろう。」
「サッカーは11人で行うものだし、OAの選手が加わったことですぐにチーム力がアップするとは限らない。例えば、今回の日本に五輪予選にはいなかった選手がぽんと加わったからといってプラスに働いた保証はないだろう。しかし、である。制約の中で23歳以下の選手のみで臨んだ日本と、メダルを取ったチームとの間にはチーム編成の時点で明らかな差があったと言わざるを得ない。」
「今回の大岩ジャパンのベスト8は、決して悪い成績ではない。しかし、どこか想定の範囲を突き破れなかったという見方もできる。大岩監督はチームを率いる立場として『金メダル」という言葉を口にしていた。しかし、日本サッカー協会(JFA)としてパリ五輪の目標を設定した形跡も、『ノルマ』を課した形跡もない。そのことが、日本がオリンピックで正真正銘の成功に至らない根っこにあるのではないか。現場のチームだけでなく、協会全体として金メダルへのバックアップをしていたのだろうか?」

 

パリ五輪を振り返る 日本サッカー男子はなぜメダルに届かなかったのか?

 パリ五輪が終わった。期待通りの金メダルに輝いた選手もいれば、予想外の敗北を味わった選手もいる。柔道の混合団体で最後の対戦カードを決めるスロットに憤慨した人もい...

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 OA選手を起用しなかったのは、日本だけのようですね。だけという事は起用しようと思えば起用できたという事なのか。となると、大岩監督の判断になり、結果からそれが正解だったのかという流れになります。他にも欧州における五輪の重要性が低かったため、久保選手とか呼べなかったという事でしたが、コラムではそれならばスペインチームに主要選手がパリ五輪に説明がつかないだろうと厳しい突っ込みが入っています。あと、日本協会は目標を設定していなかったともありました。よくわからない部分もありますね。
    
【「基準を変えていかないと」サッカーU-23日本代表が感じた世界との差。選手目線で見た敗因とは】
〔サッカーU-23日本代表が感じた世界との差〕
「(スペイン戦での)敗因は1つに絞ることはできない。前線がパスコースを限定しながら中盤でボールを奪いきるのがU-23日本代表の理想の形の1つだが、スペインの2CBとアンカーを自由にさせすぎた。数的同数で守る形に変えてからU-23日本代表はボールをいい形で奪えるようになったが、そういった修正の遅さは相変わらずだった。
 戦術的な稚拙さは否めないが、それだけが敗因だと言い切ることもできない。この大会に出場しているチームの多くは、そこまでチーム戦術が細かく落とし込まれていない。それでも個人戦術やユニットの連係でなんとかできてしまうのが、スペインがサッカー大国たる所以でもあるのだが、A代表のように落とし込む戦術の解像度が低いから負けたという総括は、U-23日本代表の一部分を切り取ったものでしかない。」
〔知識とか価値観とか、基準を変えていかないといけない
「両者には実力差があった。斉藤はU-23パラグアイ代表との初戦で2アシストを記録したが、その試合の出来には『全然満足していない』と答えている。前半に相手が10人になったこともあるが、グループステージで対戦した3チームはメダルを狙えるチームではなかった。」

「U-23スペイン代表のメンバー表を見ると、上からそうそうたるクラブが並ぶ。パリ・サンジェルマン、アルメリア、レアル・ベティス、ジローナ、バルセロナ、アトレティコ・マドリード……。日常のレベルの差が、非日常の大舞台で現れたということもできる。」
〔『このレベルでは普通の話』何を変えないといけないのか?〕
「戦術的な切り口で敗因を取り上げることもできるし、日本サッカーという大きな主語で語ることもできるだろう。斉藤が言うように、知識や価値観を変えていく必要もあるだろう。大切なのは主語が誰なのか。選手を主語にして言えば、『日常のレベルを上げていく』ことが唯一の方法になる。」
〔選手たちが肌で感じたもの『自分の立ち位置がよく分かった』〕
「新型コロナウイルスの影響により、2021年のFIFA U-20ワールドカップやU-17ワールドカップが中止になったことで、この世代の多くは世界大会を経験していない。それは他国も同じだが、スペインやフランスのような日常が世界レベルの国との差は確かにあった。繰り返しになるが、これはあくまで敗因の1つを切り取ったに過ぎない。個の力で劣るU-23日本代表がU-23スペイン代表に勝つには、分析と対策と組織力で上回るしかないという戦略的な敗因もある。」

 

「基準を変えていかないと」サッカーU-23日本代表が感じた世界との差。選手目線で見た敗因とは【パリ五輪現地コラム】

サッカーU-23日本代表は現地時間2日、パリ五輪(パリオリンピック)準々決勝でU-23スペイン代表に0-3で敗れている。金メダルを目標に掲げていたチームに、何が足りなかった...

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 このコラムでは戦術的な稚拙さは否めないとあり、A代表のように落とし込む戦術の解像度が低いから負けたという総括は、U-23日本代表の一部分を切り取ったものでしかないという表現があります。ちょっとわかりにくいか。
 日常のレベルの差が、非日常の大舞台で現れたということもできるというのが大きいかな。つまり、日頃のプレーレベルが高くないと、こういう大舞台では世界に負けると。世界を知らないから世界に負けたという事なのか。当ブログで「世界を知らない代表監督は世界に勝てない」とよく書きましたが、似たような話なのか。
 また、
この世代の多くはコロナ禍のために世界大会を経験していないがそれは他国も同じとあります。やはりA代表のようにどんどん海外移籍し、日頃のレベルも世界基準にするしかないのか。あと、個の力で劣るU-23日本代表がU-23スペイン代表に勝つには、分析と対策と組織力で上回るしかないという戦略的な敗因もあるとあります。
    
 これらのコラムでは結局、敗因はOA枠を使わなかった事と、監督も含めて世界を知らないチームだった事でしょうか。という事で、次の五輪を目指す監督ですが、大岩監督についてはこのコラムを読むと退任のようにも思えます。まだはっきり報道が出ていないので、日本協会は模索しているのかもしれません。まぁなでしこジャパン同様に結果を出せなかったので、やはり交代した方がいいと思います。女子では外国人監督も視野に入れているそうですが、ぜひ男子も世界を知る外国人監督でお願いします。A代表もぜひ。
#がんばろう石川 #がんばろう能登

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