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がんばろう!ベガルタ仙台14 【J特】

2012-11-21 00:00:03 | サッカー(Jリーグ(J1・J2)・国内)

 事例紹介レポです。
 先日、清音に傍士理事に会いに行った時に、ベガサポくに氏が「ベガルタには、こういう素晴らしいものがある」と、2つの冊子を貸してもらいました。一つは「カントリーロード」というメモリアルデータブック、もう一つは「ベガルタ仙台10年史」です。読ませてもらいましたが、どちらもなかなか素晴らしい資料です。地元岡山では当分お目にかかれないだろうなと思わせるようなものでした。以下抜粋して紹介。

 「メモリアルデータブック『カントリーロード』2009-10」ですが、誌名ですが、サポーターソングでもあります。ベガルタ仙台・市民後援会発行のメモリアルデータブックとして、市民後援会が編集チームを編成し、無償で作成しているもので、オフィシャルショップ(カーサベガルタ、オーレベガルタ)、宮城県内書店等で発売されています。1冊1,800円で毎年、収益はクラブに入るようになっているそうで、「2011-12 震災復興号」は震災支援募金にもなるような話もあります。内容を見てみました。
   
・クラブ社長挨拶
・2009シーズン優勝&J1昇格記念グラビア
・手倉森監督インタビュー
→優勝争いを演じている今の監督さんはJ1昇格から経験されているんだとまず思いました。2004年に仙台のコーチに就任され、2008年にJ2時代に監督に就任され、2009年に天皇杯4強に入っています。2009年というシーズンですが、実は岡山のJ2の1年目であり、対戦しています。
・全選手インタビュー
・「ファン感謝の集い」レポート
→ユアスタで開催され、7,000人来場。ピッチ開放によるサッカーパーク、仮想カラオケ大会など。楽しそうです。
・The Match 2009 シーズン全試合記録
→先発フォーメーション、スタッツ、スナップ写真、寸評。
・Jリーグアワード
→監督・3選手出席。J2優勝とJ2フェアプレー賞受賞。
・月間MVP&年間MVP
→スポンサーは当時は㈱藤崎、現在は月間やまや賞?
・ホームゲームMVP&敢闘賞
→スポンサーでMVPが仙台コカ・コーラボトリング㈱、敢闘賞は㈱パールライス宮城
・天皇杯記録
→2回戦から準決勝まで。準決勝G大阪戦は2ページ。
・サテライト全試合記録
→戦績表と全試合スタッツ、スナップ写真
・SP対談、強化部長インタビュー、岩本アンバサダーインタビュー
・メディア座談会
→6ページ。河北新報、東日本放送、NHK、ラジオ3、フリーアナ、司会は市民後援会理事長。くに氏おススメ。
・傍士理事等コラム
→「(仙台の)未来はJ1どころか、アジアの大舞台も『夢』でない。楽天球団が本拠地を仙台にした決め手は、既にベガルタが地元に根付いて愛されている姿と聞く。全国ホームタウンサミットは市民後援会が先導者の一人」
・フォトギャラリー
・2009チーム名鑑
・市民後援会 会長等挨拶
・クラブインフォメーション(下部組織総括含む)
・ベガルタ仙台ファミリー連絡協議会
・スタジアムアンケート
・データBOX
   
【クラブインフォメーション】
<ホームタウン活動>
サッカー教室:
・サッカーキャラバン小学校訪問巡回サッカー教室: 31回開催。総参加数2,714名
・サッカークリニック: 31回開催、総参加数2,575名 / ・スポンサー関係サッカー教室: 18回開催、総参加数1,415名
講習会:
・指導者講習会: 5回開催、総参加数131名 / ・楽学プロジェクト: 1回開催、総参加数50名 
県サッカー協会協力事業
・キッズプログラム: 81回開催、総参加数1,782名 / ・キッズエリート: 24回開催、総参加数30名 / ・キッズインストラクター: 5回開催、総参加数100名
アカデミー活動
・アカデミーベガルタ仙台リーグ: 5回開催、総参加数156名 / ・アカデミー指導者講習会: 5回開催、総参加数120名
Jリーグタイアップ事業
・介護予防事業・健康体操教室: 27回開催、総参加数810名 / ・ 〃  栄養講習会: 15回開催、総参加数450名
・ 〃  ウォークラリー: 1回開催、総参加数115名 
・各種スポーツ教室・バリアフリーサッカー教室(車いす、視聴障害、知的障害:2006年より活動): 14回開催、総参加数540名
・ 〃  ソフトテニス教室&指導者講習会: 2回開催、総参加数170名
ホームタウン協議会タイアップ事業
・バスケットボール教室: 2回開催、総参加数140名 / ・レディース家庭バレーボール教室: 1回開催、総参加数80名
・小学生バレーボール教室: 2回開催、総参加数170名
市民後援会とのタイアップ事業
・クリーンベガルタ: 2回開催 / ・ベガルタウォークinみちのく公園: 1回開催
その他
・地域イベント: 50回開催 
<社会貢献>
様々な施設に訪問し、地域住民と積極的に交流。選手等が自ら参加する事で知る、学ぶ事がとても多く、今後のプロサッカー選手としての活動、サッカークラブの運営にとって非常に大きな経験。活動が選手にとっての励みとなっている。
トレーナー講習会、交通安全運動、栄養講習会、そば打ち(介護予防事業)、健康体操教室(〃)、施設訪問、イレブンシート(関口選手による年間チケット提供による子ども達の招待)
<教育・育成>
様々なサッカー教室に、トップ選手やアンバサターの飛び入り参加。

【ベガルタ仙台ファミリー連絡協議会】:市民後援会、ボランティアクラブ、チアリーダーズの3団体が連携して活動。
<ベガルタ仙台・市民後援会>
企画部: 一文字企画、七夕企画、アウェー戦ツアー新聞、スタジアムアンケート
情報部: 市民後援会カウンター、新ゴールネット募金、フェアプレーフラッグ入場、会員増強(2009年:10,895名)、イヤーフラッグ
ホームタウン部: 常設フラッグ、写真パネル展、ベがる田、花壇花植え、クリーンベガルタ
泉区支部: クラブハウス植栽、ベガッ太サロン管理、ポスター配布、旗・のぼり設置・回収、ユアスタ付近清掃、ベガルタロードのフラワーポット植栽等
県北支部: フットサル大会等、街ベガ(ポスター配布)、地域イベントへの参加 
気仙沼支部: サッカークリニック、街ベガ、応援バスツアー、地域イベントへの参加、ミニPV開催
ベガルタウォーク: サッカー教室やチアリーディング教室、アンバサタートークショーも実施
「ユアスタ昇格劇場 夏の陣!」への協力: ホームゲームポイント合戦、県内市町村等による地場産品販売等
「ユアスタ昇格劇場 最終章」への協力: 「旗いっぱいプロジェクト」として来場者に特製フラッグ(3名に1本)を配布
「全国ホームタウンサミット」への参加: 新潟大会へ市民後援会、ボランティアクラブ、ホームタウン協議会等が参加
サポーターズカンファレンス: 市民後援会主催で開催。約100名参加。事前の約100項目の質問事項についてクラブの回答を詳しく掲載。
<ボランティアクラブ>
1試合平均約130名参加、登録数266名。ホームゲーム運営・クラブ関連イベントの他に、ユアスタで開催される試合(国際ユース、ラグビー、天皇杯、の日本代表戦等)・イベント(マラソン大会)のサポート、各種研修(ボランティア研修、消防訓練)の実施
<チアリーダーズ>
ホームゲーム以外にも、七夕パレードやサンタパレード等の仙台を代表するイベントに毎年参加。老人福祉施設や学校への訪問も実施。
【スタジアムアンケート】
「男女別入場者数」「年代別入場者」「グループ別入場者」「居住地別入場者」「交通手段」「チケット種別」「試合観戦による経済効果」「ベガルタの浸透度」「市民後援会活動の認知度」
【データBOX】
「J2年間戦績表」「チーム別集計結果」「状況別勝敗」「時間帯別得失点」「J2クール別、年間・順位変遷」「J2得点順位表」「チーム内ランキングベスト5」「J2観客動員ランキング」「J2節別観客動員」「選手出場記録」

 くに氏の話では、このカントリーロードは毎年シーズン後に発売され、やや高いですが、ファン・サポーターはみんな好んで購入していくとか。チームのそのシーズンの記録資料として、大きな位置を占めています。クラブだけがこういう記録を保管しておくのではなく、「情報公開」「情報共有」として、またチーム強化の資金源に活用する仙台さんには脱帽です。とにかくこういうメモリアル資料は必要ですね。ちなみに岡山にはあるのかな・・・
   
 そして、「ベガルタ仙台10年史」ですが、1994年から2004年までの10年間の歴史をつづっています。ドーハの悲劇が絡むW杯イヤーの1994年に運営会社とともに前身「ブランメル仙台」発足。1995年にユアスタ着工、Jリーグ準加盟。1997年ユアスタオープン。1998年に現チーム名に変更、J2加入決定。1999年に市民後援会発足。2001年にJ1昇格決定。2003年にJ2降格決定。2004年の頃はちょうど赤字に悩んでいた苦しい時代であったようですね。以下内容の抜粋です。

・挨拶: 日本サッカー協会川淵キャプテン、Jリーグ鈴木チェアマン、県サッカー協会会長、運営会社社長
・OB&現役選手インタビュー(21名)
→現在、ファジでGKコーチを務めている高橋コーチの名前がありました。1995年に浦和で一緒だった影山監督が仙台に加入すると聞き、チームに紹介してもらい、1996年から正GKとして2002年まで活躍されたそうです。こうして見ると、影山監督も高橋コーチも、仙台と強いつながりがあったのですね。
・監督から見た仙台の10年(7名) / ・クラブ史に残る名勝負 / ・10年間の歩み(チーム成績、経営状態)
・各界からのメッセージ(歴代3代の社長、2代の専務、市民後援会会長) / ・在籍選手一覧(全167名) / ・全成績一覧
・市民後援会物語(6年史)

 この中で、最後の「市民後援会物語」が面白いです。いい資料なので、後日改めて紹介したいと思います。読者の方でこの2誌に興味を持った方がおられたら、市民後援会に問い合わせみてはいかがでしょうか。ネット通販でも購入できるのでは。なお、先日、傍士理事から「サッカー批評(59号)に(自分の)コラムが出ているから読んでみて」と言われており、書店に行った時に探しています。その辺りもまた。

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