大橋です。
無事、2008年4月のカタリベカフェも終わりました。
京都は、全員で4名でしたので、1テーブルを囲いゆっくりと。
紹介された本は以下のようになっています。
京都編
「新ネットワーク思考」
ネットワークがどうつながっていくか。文系とか理系ではない人にも
読みやすくてお勧め。
推測ですが、例えばこの本からいえそうなことは、
人と人のつながり具合とか、その強度、ベクトルなども
面白く理解できそうですねー。
「白洲次郎」の本
黒子として動いたナイスガイ。かっこいいから入る本読みも素敵。
本読みは、入り口は広いってのがいいですよね。
「数学ガール」
数学入門書というよりは、数学が好きな人、数学の面白さを分かっている人が
読むものかも。ただ、数学の面白さを文章に書ける人はなかなかいないのでは。
大橋は持っているのですがまだ読めてませんね・・・。
「江原さんの本」
どうなんだろうと思って読むと実は普通。
江原さん=スピリチュアル=宗教=やばい。
というのがある人は結構多いと思います。
僕はスピリチュアルに特別な感情は抱きませんが、
疑うという視点は好きですね。
「信じぬものは救われる」
江原さんとの対比で読んでみる。
こういうバランス感覚は素敵ですね。
信じる信じないという二元論だけで何か話が進むこともあまりないかもしれませんし。
「プロフェッショナル進化論」
超お勧め。何度も読みたいもの。個人シンクタンクという視点が面白い。
読みたくなりました・・・。
「感動が共感に変わる」
地球探検隊というユニークな企画?をする会社。面白そう。
これはユニークですね。最近出たばかりですね。
「Value Seeds100―ワーキングマザーが見つけたバリューのタネ」
価値の発想を生む種が100個詰まっている。
これをぱらぱらしていると、何か発想できそうです。
他には、ブッククロッシング用の本やら、頂いた本やらと
素敵に本が溢れている時間になってしまいました。
というわけで、京都はまたやりたいですね。
参加された皆様、ありがとうございました。
名古屋編
カタリベカフェ@名古屋を企画しました、山本です。
イベントの報告をさせていただきます。
私は、本を紹介する人を一人ピックアップして、
その方のテーマの本、その人と本の関わりという風にして、
場を展開する「カルチャートーク」を企画しています。
今回は、カタリベカフェとコラボということで今回は企画しました。
【本の紹介者】
小木曽綾さん(古楽奏者)
【テーマ】音と本
古楽というのは中世ヨーロッパの絶滅してしまった楽器を
復元したものを使って演奏するジャンルです。
角笛や、太鼓や、ヨーロッパ絵画で見かけるリュートなどを使い
奏でられる音は、懐かしく暖かいです。
様々な楽器を持ってきていただいて、楽器の説明や演奏も披露
してもらいました。
楽器を演奏する際に、古い文献を読んだり、当時の「音」のある環境
を理解するために、歴史や、風俗の本を読んだりと、本が活動にはな
くてはならないということです。
そこで紹介してくれた本
「中世ルネサンスの楽器」
「中世の宇宙」
「ロバのさがし」(CD)
音楽というと、技術がなくてはできない、特別なものという捉え方もありますが、
生活する中で聞えるのも全て音・音楽と、小木曽さんは考えています。
音楽や音と自然に親しみ、生活全てに存在している音に対しての
愛情を感じます。
そんな眼差しで、音と接していた、マリー・シェーファーという人の本が
「音さがしの本」「世界の調律」
音と触れ合うワークショップづくりの参考にもしているそうです。
前半は小木曽さんのトークと本の紹介を中心に行い、食事の後は、
参加者の音から始まる本や絵本の紹介タイムでした。
音・・・タイトルから、「放課後の音符(キイノート)」(山田詠美)
音楽が内容にあるわけではありませんが、タイトルから。
中高生の恋愛の旋律
音・・・オーケストラ 「オーケストラの105人」
オーケストラに出演する奏者たちが、着替えて、
身なりを整え、会場に来て、楽器を持って座る・・。
オーケストラのバックステージを描いた絵本。
なかなかオシャレな感じ。
音・・・語感や言葉の放つ空気も音楽的とも言えます。
「小川未明童話集」
とがった哀しさ。
うまく言えませんが分かる気がします。
細く、哀しい旋律を思い浮かべるような文体です。
「YomYom」
新潮文庫のプロモーションツールでもあり、文庫のための本。
文庫コーナーで見る、原色の表紙に分厚めのパンダの絵が
描いてある雑誌のようなものです。
言葉の空気感が合う作家を探すときに読むとのこと。
音・・・・音楽が出てくる本。
「アヒルと鴨のコインロッカー」伊坂幸太郎
ボブ・ディランの“風に吹かれて”が、読後感を爽やかにしている。
音・・・・ことば
「般若心経」
横尾忠則が絵をつけ、画集のようでもあり、見ごたえがありました。
「まどみちお詩集」
“ぞうさん”や、“ふしぎなポケット”を作詞した方です。
以上抜粋で音に関する本をここでは紹介をしましたが、他にもたくさんの本
が紹介されました。
★おまけ・ビックリしたこと★
①「どーしても探しているけど、絶版で見つからない本がある」
と言った参加者のIさん。それを聞いていたカフェの方は「え、あるよ」
と、ごく普通に、
差し出しました・・。ずっと探していて、ここで出会えるとは。こんなこ
とってあるんだなぁ・・。
②参加者の一人の方が文庫カバーがそのままポシェットになったものを、
提げてやってきました。ポシェットだと思ったら、それは本でした。
本に紐がついてて、それをポシェットのように提げる感じです。
名古屋駅ミッドランドスクエアの雑貨屋さんに売っているそうです。
肩から提げれば、いつでもどこでも本が読めますので、活字中毒な方には
特にオススメしたいと思いました。私は買いますが。笑。行かねば。
以上、長くなりましたが報告でした。
感想レポート
したっぱプログラマーの日記: カタリベカフェに参加してきた。
わけんさん、ありがとうですー。