片岡礼子 日記帳

女優:片岡礼子本人が送る日記。

『「妻の貌(かお)」の続き』

2009年08月09日 | ささやき
~つづき~

記事は公開への情報以外に、
作者である昭人さんが、どのようにして撮影してきたものなのか、

撮った時の状況、心境にも触れていて、
うれしい記憶となるはずの人生の節目にも
決して忘れることの出来ない辛さがつきまとうことが、
ふと
戦争を知らないこちらにまで伝わってきて胸が苦しくなる記事だった。

『酒造会社の経営に携わる傍ら、
妻キヨ子さん(83)が32歳で長男を産んだ頃から、日々の姿を8ミリやデジタルビデオに収めてきた。~』
(『』は新聞記事から)

およそ50年かけて撮られたという、
日々の家族の顔、日常。
一個人のほんとに個人的なことでも…

50年かけてそそがれ続けてきた、
家族へのまなざし、それそのものの重みが、

なんの垣根もない、
普遍的な大切なことが
出発点である気がして
とても気になっています。

新聞からの引用がほとんどの文章ですいません。
観に行ってから、だど
遅くなる気がして…

では
今日はこの辺で…。





『妻の貌(かお)』

2009年08月09日 | ささやき
新聞を読んでいて
目が止まる。

ちょっと引用させて下さい。

『広島で原爆に遭ってがんを患う妻の日常を、
やはり被爆した夫が50年撮り続けてきた。

それを編集したドキュメンタリー映画がこの夏、渋谷区のユーロスペースで上映中だ。

子育て、家事、老親の介護…。
ありふれた暮らしに影がまとわりつく様子が、
平和の尊さを静かに訴える。あすは広島原爆の日。』

と、新聞での記者さんの言葉。

『「妻の貌(かお)」
(114分)と題した作品は、
元となる短編を見たことがある映画評論家の佐藤忠男さんが
映画館との交渉や宣伝費の負担を有志と共に引き受け、全国公開が実現した。』とある。

(『』はすべて新聞から)

『「原爆が家庭に深い傷を残していることが自然に描かれ、映画史に残る作品」と佐藤さん。

広島県出身の映画監督、新藤兼人さんは
「人間とは何であるか、と問いかける人間の記録だ」と言う。』


作者の川本昭人さん(82)は
『「私の一番大切な人、妻を通じて自分のなかにある『ヒロシマ』を表現した」と話している。

映画は川崎市の市アートセンターでも公開中
問い合わせは
東風(03・5389・6605)』

すぐつづく~。