片貝孝夫の IT最前線 (Biz/Browserの普及をめざして)

Biz/Browserの黎明期からかかわって来ました。Bizを通じて日常を語ります。

ソンボメイト仲間と飲んだ

2006年12月05日 | こころ
昭和53年、1978年ころだろうか。マイコンなるものが世に出てきた。それを使ってSOMPOMATEという損害保険代理店向けパッケージを安田火災(当時)の協力を得て作った。
写真左は開発責任者の竹内。真ん中は安田火災の南、右は営業責任者の青木。
今日は忘年会。温故知新。
選定したマイコンは、ロジックシステムズインターナショナルのiBEXという8ビットマイコン。1MBのフロッピーディスクが付いており、マイクロソフトのbasic compilerで動いた。DBはないので、竹内氏はiSAMファイルを自作した。プログラムは15インチのコンピュータ用紙1箱(2000枚)ほどになった。キーボードに慣れていない代理店のために、カタカナをアイウエオ配列にするなど改造した。更に日本全国カバーできるよう、保守会社に頼んで保守網を整備した。そして、全国の安田火災の支店を回って説明会を開いた。開発費はすべてシーエーシー持ちだった。ほぼ5000万円。それを許可してくれたのが、社長の大久保茂だった。今から考えると凄いことをやってしまったと思う。
大久保は、日本のソフト産業を立ち上げた人だ。仕事はエンドユーザから直接いただく、上流工程から一括ターンキーで請け負う。日本で一番高い単価で受注する。これを大久保イズムと我々は呼び誇りにしていた。



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