モノ・語り

現代のクラフトの作り手と作品を主役とするライフストーリーを綴ります。

KATACHI-JUKU No.13を発行しました。

2017年09月30日 | 「かたち塾」


バックナンバー販売中(詳細は巻末をごらんください。) 

「長谷川沼田居美術館を訪ねる」というのが特集タイトルですが、9月10日に栃木県足利市にある同美術館を訪ねて、折から展示していた20点ほどの作品を鑑賞しました。
足利市立美術館学芸員の江尻潔氏に懇切な解説をしていただいたので、その時の話を中心に報告しています。

沼田居については、当ブログの前回の記事にも少し書いていますし、資料の紹介もしていますので、ここでは省略します。
しかし、沼田居の作品はたとえ小品であっても、生で接すると感慨を新たにするところがあり、
今回のKATACJI-JUKUは通常のフォーマットに従った作りではなく、ほとんど全ページをこの特集に当てています。
表紙もなるべく作品が目立つようにレイアウトしました。

ひとつ新しく付け加わった観点を書いておきますと、
沼田居は晩年の10年を両眼摘出による全盲状態で、それでも絵を描き続けていくのですが、
最晩年の1年間ほどは、「消え失せた眼の玉再び帰り来たる」という境地に達するのです。
それまでの苦闘はすさまじいものがありますが、そこまで至った画家は、私の知る限りでは他にいないと思います。

参加者の中野みどりさんのブログの「長谷川沼田居美術館を訪ねて」の記事はこちらから。

バックナンバーNo.13 420円(送料込)
お申し込みは、郵便振替をご利用ください。
口座記号・番号:0160-4-582994  名義:KATACHI21プランニング


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