モノ・語り

現代のクラフトの作り手と作品を主役とするライフストーリーを綴ります。

「アート鑑賞いろは塾」第2回のお知らせ

2012年08月05日 | アート鑑賞いろは塾

今月18日(土)に「アート鑑賞いろは塾」第2回を下記のように開催します。

前回は、自分の好きな花のとなりにアート作品を置いて、
その作品が見劣りしないと感じるかどうかを、自分なりの作品評価の基準にすればいい、
という話から、アーチストたちの努力は、自然物の形にどこまで近づけるかというところにある、
言い換えると、目に見える世界からものの普遍的な形を抽き出していくことが、
美術造形の目的である、というような話を、彫刻家のブランクーシやジャコメッティ、
桃山期の俵屋宗達の作品を例に挙げて話しました。

今回は、「絵画にとっての〈空間〉」ということをテーマにします。
平ったく言えば、平面上に3次元(3D)表現をすることの意味について話します。
作例としてはカラヴァッジョ、ゴーギャン、ゴッホ、マチス、ピカソ、宗達、池大雅、広重、
中国王朝時代の山水画、八大山人、石濤とかを挙げていく予定です。
そして、カラヴァッジョと宗達はほぼ同時代の画家だが、
「人類の美術史」の視点で、どちらがより先端的か、といったことを
「美術鑑賞のいろは」のレベルで話そうと思ってます。

それから児童画やアウトサイダーアートも、「絵画にとっての空間」の観点から、
その面白さを解説したり、岡本太郎の絵の平凡さということを話してみようとも思ってます。

開催の詳細および聴講の申し込みは実践知塾サイトでどうぞ。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« きもので脱原発――第2弾 国会... | トップ | お江戸コラリアーず体験――被... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

アート鑑賞いろは塾」カテゴリの最新記事