モノ・語り

現代のクラフトの作り手と作品を主役とするライフストーリーを綴ります。

展覧会「やすらぎの贈りもの」のお知らせ

2009年01月17日 | 展覧会・イベント

「かたち21」のHP




可喜庵



東京都町田市の鶴川にある「可喜庵」という建物は江戸時代末期に建てられた民家で、
3年ぐらい前まではオーナーの家族が住まわれていたのが、
現在は地域の文化活動に利用できるように屋内をリフォームして、公開されている施設です。
ここで今月23日~27日、「かたち21」企画の展覧会「やすらぎの贈りもの展」を開催します。
年末の12月から年明けの3月までは「贈りもの」のシーズンということで、
手作りのクラフト作品を中心に企画しました。
出品者は、これまで紹介してきたうえやまともこ(木工)、斉藤衛(木工家具)、
明善窯(萩焼窯元)、堀内亜理子の他に、金子司(やきもの)、林孝子(ガラス)、
中野みどり(紬織り)、濱口恵(ジュエリー)といった人たちが参加しています。




金子 司作のティーポットとティーカップ



金子司さんは山口県萩市の若手陶芸家です。今回は紅茶セットを出品してもらいますが、
ティーポットの蓋が取り替え自由で、その模様が楽しめるとか、
ティーカップは複数セット持つとカップとソーサを入れ替えたりして
雰囲気を変えることもできる、遊び心にあふれています。




(上)林 孝子作「帯留」(下)濱口 恵作「Fragment」



林孝子さんは岐阜県の人で、板ガラスの断片を変身させて、ジュエリーや食器を作っています。
本人は「雅羅素」と呼んでいます。星くずのようにキラキラと輝くオブジェでもあります。
林さんがガラスの断片ならば、濱口恵さんは金属の断片でジュエリーを作ってます。
「道端に落ちていた星くず」といった雰囲気のジュエリーで、
さりげなさの中に感性が光ってます。




中野みどり作 紬のショール



中野みどりさんは草木染の紬織り着物の作家です。
「贈りもの」というテーマに合わせてショールの出品です。
絹のぬくもりに心も温まるロングセラーの逸品です。




名倉亜矢子さん




24日の午後には名倉亜矢子さんのソロ・コンサートを開きます。
ケルトの古謡を中心にした、ゴシックハープの弾き語りです。
「やすらぎのソプラノ」を聴いた後は、紅茶とハーブティ、それから
町田市で人気のパン屋さんが焼いたサンドウィッチと焼菓子でミニパーティとなります。
お気に入りのマイカップをご持参いただくと、一層お茶が美味しく感じられます。
(コンサートは予約制ですので、早めにお申込みください。)




明善窯


ここに紹介した人たちはこの「モノ・語り」に、今後もおいおい登場してくる人たちです。
物語はそろそろ立ち上がり始めてきたようです。
これからの展開をお楽しみに。




「やすらぎの贈りもの展」「名倉亜矢子ソロ・コンサート」の詳細はこちらから
可喜庵のHPはこちら




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