モノ・語り

現代のクラフトの作り手と作品を主役とするライフストーリーを綴ります。

KATACHI-JUKU No.04を発行しました

2015年11月09日 | 「かたち塾」


KATACHI-JUKU No.04を発行しました。

去る10月10日に、町田市の和光大学ポプリ会館会議室で開催した第4回かたち塾の報告です。

タイトルは「『現代工芸論』を読み解く」で、講師は笹山が務めました。とはいっても、テキストに書いていることをわかりやすく解説するということではなく、むしろ書いていないこととか、書いていることからさらに話を広げていくといった方向で「読み解いて」いきました。

 その際、多摩美術大学での「現代工芸論」の講義を聴講した学生に提出してもらったレポートから、特に「話を発展させていく」方向で書いているものを選んで、それを紹介しながら進めていきました。話題は5題ほどです。以下、それぞれのテーマを列挙しておきます。

一、工芸の役割について――「工芸の仕事は遠い過去と遠い未来を繋ぐことである。」

二、「いいもの」とは何か?

三、「物質の限界を超えていかなければ前に進めない」という命題について

四、用の美について

五.足るを知る――「もの買ってくる、自分買ってくる」(河井寛次郎)





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