カタスミ

彼らが本気で編むときは 、

よかったです。
見始めてすぐグイグイ引きこまれました。
あ、これ名作かも…と思ったw
以下ネタバレあり。



































育児放棄気味のヒロミが男の元へ走って娘のトモを放置した為、
ヒロミの弟のマキオが預かる事になったが、
その家にはマキオの恋人リンコが一緒に住んでいた。
リンコはトランスジェンダーで、生まれは男、心は女であるが為
トモはいろいろと戸惑う事になるが
だんだんと心が通じ合うようになる。

といった感じのお話でしょうか。
リンコ役の生田斗真がとても良かったです。
仕草ひとつひとつが女なんだよね~。
多分こういった人の方が実際の女の人より女性的なんではないかと思う。

自分はあまり性別というものを意識して生きてきた方ではないですが
それでも性別を感じざるを得ない時は多々ある訳で
性別をより強く意識せざるを得ないトランスジェンダーの人は
日常生活においても傷つく事とか受け入れかねない事とか
いっぱいあるんだあるんだろうなぁって思う。
それでもリンコは母親に理解があり、さらにマキオと出会えた事で恵まれてる方だと思うわ。
カイの方は母親のせいでがんじがらめになってしまいそう。

トモはリンコに懐き、本当の家族みたいになるけど
やはり本物の母親は特別で、結局戻ってきたヒロミを選ぶ。
その辺は仕方ないけど、リンコもトモも辛い所だろうなぁ。
でも永遠に会えない訳じゃないし、今後も家族ぐるみで付き合えばいいんじゃないかな。

今回女性の象徴としてやたらとおっぱい強調してきましたが
ここだけはいただけない。
いいか、女だからといって全員がおっぱいあると思うなよ!?!?
絶望的に全くない人もいるんだから、あんな会うたびに聞かれたら正直傷つくわw
後11歳の子に男根作らせるのやめて下さいwwww
まぁ、性教育にはちょうどいいのかもしれないけど。

マキオの『家族と言っても人と人』みたいな言葉が印象的でした。
子供といっても所有物じゃないからね。ちゃんと人として接しないと。
自分の努力でどうにもならない事を悩みに持つ事はほんと辛いなぁと思う。
自分でなんとかなるレベルの悩みはまだ救われるのかもなぁ。

トランスジェンダー取り上げてるけど
家族の在り方を考えさせられるお話でした。
星は4つ。
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