地域における医療及び介護の総合的な確保を推進するための関係法律の整備等に関する法律案

2014-02-12 22:34:36 | 日記
今日、「地域における医療及び介護の総合的な確保を推進するための関係法律の整備等に関する法律案」が国会に提出された。長い名前の法案だが、わかりやすく言えば、介護保険法や医療法の一部改正法案をまとめて書いたものだ。それぞれの法案を個別に審議するよりも、一括で審議する方が遥かに効率的だし、まとめて成立させることができる。

正式な法律案の条文は上記のリンク先の文書であるが、こんな文書は誰も読む気がしないだろうし、それ以前に、法律の制・改定の実務に詳しい行政官以外には意味不明な文字の羅列でしなかい。こういう文書が正式な法律案であることを、実際に審議をする国会議員はどう考えているだろうか。ごく一部の行政官しか理解できないような文書が法律案の形式となり続けていることが、一般国民を法律から遠ざけているか、或いは法律を一般国民から遠ざけている一因なのではないだろうか。

だから、下の資料〔=地域における医療及び介護の総合的な確保を推進するための関係法律の整備等に関する法律案の概要〕のような、別の資料をわざわざ作る必要があるわけだ。この法律案は、よほどのことがない限りは原案のまま成立すると見込まれる。但し、法律の条文だけでは改正介護保険法その他改正法は施行できず、政令・省令・ガイドラインなど成立後に規定される詳細ルールが実質的な利権配分を決めることになる。

法律は、法律案が成立しただけでは、施行できない。



<資料>

(出所:厚生労働省資料

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