梨ママ日記

兵庫県丹波市春日町にある観光農園 春日農園。そこの梨ママが綴る日々

諦めない心で…

2020-05-20 09:05:00 | 日記
こんにちは、梨ママです。

春日農園の20世紀梨は見晴らしのよい山で作っていますが、
梨の袋がけにとっては、厳しい斜面での作業になります。

今日は友人が見かねて、ヘルプに来て下さいました。



ありがとうございます!本当に助かりました!

山で作業をしていると、鶯が鳴いている声が聞こえてきます。
よーく聞いていると、初めから上手に鳴けるわけではないのです。
初めは、「 ホー、ホケ。」
次は  「ケキョ、、ケキョ。」
「ホーホケ、ケキョケキョ。」
なかなか  今年の鶯はうまく鳴けません。
何故か  1回ケキョが多いのです。

梨ママは袋掛けしながら一緒に「ホーホケキョ!
思わず 鳴いてしまいました。

でも相変わらず、ホーホケケキョケキョと
何度も間違いながら、でも諦めずに練習しています。

鶯から、「諦めないこと」
鳥でさえ 練習して上手になっていく様子に
励まされている梨ママでした。 

「諦めずに立派なことを行い続けましょう。
諦めないなら、やがて刈り取ることになります」

鶯のように、今日も梨ママは一日頑張ります。

梨ママでした!


一握りの憩いを

2020-05-19 09:41:41 | 日記
こんにちは、梨ママです

感染症の影響を感じさせないのどかな丹波の風景の中
毎日、梨の袋がけに追われています。

忙しさの中で、癒しとなるのがログハウスの前に咲く花々たちです。




台風の影響で大打撃を受け再起を危ぶまれる花々が、また春になって咲き誇ってくれるよう
梨ママは「希望」をもってお世話し続けてきました。
希望という言葉には,切に待ち望む,良いことを期待するという意味があって
良いことを願うだけではなく、それが必ず実現するという根拠があって初めて希望を持つことができるそうです
厳しい自然の中でも、水の匂いで季節の訪れで、
芽を出す植物の回復力を期待して、梨ママもできることをしてきました。








こんなに美しく、咲き誇ってくれました!

「希望によって喜びましょう。」 
   こんな一節を読みました。

梨ママも今がどんな状況でも心に喜びを保って生活したいと
思います。
感染症の影響を受けて辛い思いをなさっている方も多いと思いますが
今日も一日穏やかな心で過ごせますように…。

梨ママでした





拝啓 かわいい梨の子どもたちへ

2020-05-06 21:50:00 | 日記
こんにちは、梨ママです。
ゴールデンウィークも終わりますね。
春日農園は袋掛けウィークでした。

先日の雹の被害は思いの外ひどいものでした。
大きく成長しているものほど傷がひどくて可哀想でした…




梨ママの愛読書の一節に
「創造物が…共にうめき、苦痛を感じている」
と ありましたが、梨パパも梨ママも、そして梨たちも
まさに「うめき」の三重奏でした。

雹で大怪我をした梨の子どもを梨ママが取っていき、
梨パパが生き残ったものに袋をかけていきました。
単なる作業として感情を入れなければ楽で早いのでしょうが、
梨ママの性格で、雹が降ってきて梨の子どもたちに当たった時に
「梨たちはどう感じたのかなあ?とか
「この何枚もの葉っぱが重なってこの子は無事だったんだ、良かったね!」
レースの様になった葉っぱたちに「ご苦労様 !」とか声をかけたり、
(今回は こっちの方角から風が当たったんだ…)とか考えて
作業が遅れて困ります。

今の感染症の影響で生活に影響を受けておられる方々、ストレスを感じておられる方々は
まさに雹の被害を受けた梨の子どもたちのようです。
梨が一日、一日、太陽の光と豊かな土壌で成長していくように、心に傷を負っても
もう一度、心に栄養を注入して一日、一日大切に過ごしていきたいですね。
梨ママでした。


折れない心を

2020-05-01 15:50:00 | 日記
こんにちは、梨ママです
外出自粛の中、ゴールデンウィークが始まりましたね。
皆さま、いかがお過ごしでしょうか?
コロナにうちのめされている私たちですが、
「折れない心」で生活するのに自然から学べることが
たくさんあることに気づかされる毎日です。





春日農園では、梨のかわいい赤ちゃんが出来てきました。
冬の間にネットを張るべきでしたが、選定が遅れて今になってしまい
痛めないかとヒヤヒヤしながら作業を進めているところです。
ネット張りの様子です。



この間の雹でいたんだ梨の赤ちゃんもいて




もう少し大きくなって、傷がはっきりしてから
間引きと袋かけを同時にする事になりました。

梨はコロナに負けていませんが、自然の脅威の中では無力です。
そんな中でもなんとか難を免れてたくましく育ってる
梨から元気をもらっています。
梨ママの愛読書には、

「木でさえも望みがあります。木は切り倒されても
再び芽を出し、小枝が伸びていくのです。
たとえ根が地中で弱り、切り株が土の中で枯れても
わずかな水気で芽をだし、新しい苗木のように枝を増やします」

という言葉があります。中東の乾燥地帯で育つオリーブの木が
弱ったとしてもわずかな水気で回復していく様子を描いていますが、
私たちも植物の回復力のように
コロナに負けず折れない心で頑張っていきたいですね。

それにしても、作業しながら  寂しく感じるのは
いつもなら この時期 高速道路に
色とりどりのバスが走る姿が見えない事です。

いつも梨の観光に来て下さっている
親切な添乗員さんたちのことを思います。
普通なら、今が1番忙しい時期なのに。

お客様を喜ばせる為に
どんな時も笑顔で細やかな気遣いを尽くしておられる姿に
いつも励まされ、たくさんのことを学んでいました。

きっと  雹に負けなかった梨のように
コロナにも負けず、梨が美味しく実る頃には
また お会い出来ると信じて
今日も梨から元気をもらいに行ってきます。
梨ママでした!