
先月、勤務していた学校のZ世代の先生たちと話をしていて、改めて時代の変化を感じたのが音楽の楽しみ方について。「水野先生は千葉の自宅に、CDとかたくさんあると前に聞いたことがありますが、今もあるのですか?」と尋ねられ、もちろん柏へ帰る楽しみの一つですよと答えました。というのは5年前、島根県の学校へ出かける時にオーディオ設備ごと置いていき、年に何度か帰る時に聴く程度だったのです。しかし在宅時間は音楽に包まれた空間が必要なため、300枚ほどのお気に入りCDを引き連れていき、島根県では御茶ノ水のオーディオ・ユニオンというお店から通販で取り寄せた、少し小型の真空管アンプを手に入れて聴いていました。

一方、若い先生たちに「今の人たちは、あまりCDとかを買う習慣はないようだけど、どうですか?」と聞いたところ、強く頷いていました。実際に調べてみると、現在のCDアルバムの販売枚数は年間7000万枚程度で落ち着いています。国民の2人に1人が1枚買う感じでしょうか? さらに、これがどういう数字かと探究していくと、Z世代の人たちが生まれた頃の2000年前後は、3倍以上の2億5000万枚。さらにJ-pop全盛期の1995年には3億枚を超え、1998年の販売枚数ピーク時には4億5000万枚にも及んでいました。平均では1人が3~4枚買っていたことになりますが、実際の購買年齢を20代から60台くらいだとすると、1人当たり10枚以上になると想像されます。経済的な観点で当時と今を比べると、このように4億枚近い差があるということは、1兆円近くも市場規模が縮小したのですね。改めて驚きです。音楽を通した生活習慣の変化について、改めて追記いたします。
※数字は日本レコード協会(RIAJ)発表:ポピュラー、クラシック、ジャズなど全ジャンル







