80近い私の母が毎年おせち料理を作ります。
今年も、私の家で大晦日からお正月の三が日までを過ごします。
母を迎えに行くと、おせち料理を抱えて車に乗り込みます。
去年から、腰の曲がりがひどくなりました。
「もう、さっさと作れなくなったよ。休み休み作ったから、味はどうかね?!」
夫が言いました。
「お母さん、もう終わりにしてください。来年からはバトンタッチで、これが
作りますよ。」と、私を指差す!
おいしい所を、奪い取って話す夫!
私はまだ何も言っていない!
少し間をおいて、「お母さん、もう作らなくていいよ。」
「私がやるから!」
言ったすぐ後で、"どうなるんだろ"と不安になる私。
煮しめなんて、母より上手く炊けた事がない。
大体、おせち料理を、私が全部作ったのは三十四年の結婚生活で
数回なのだ。(ずいぶん評判も悪かった!味が良くなかった!)
頭の中は上手く整理が出来ない。
まだ、先のことだから考えない事にしておこう!
のんきな私!!
家に着くとすっかり忘れ、
はやくも大晦日から、おせち料理でビールを飲む。
ブリのお刺身もあった。厚く切ったお刺身は格別だ!
おいしい! おいしい!
私と夫は食べる。食べる。
二日になって気づいた。
どうして、食べる前に写真を写さなかったのか!
大晦日から食べたから、ほとんど残っていない。
でも、写しておこう!
多分、今年が最後の母のおせちだから!
私が作ったのは、お雑煮と箸袋ぐらいのもの。
せめて自分で描いた絵を入れたかったけど、
上手くいかず、あきらめた!
このブログをUPしながら、おせち料理を作り続けた
母に感謝した。
母と同じおせちでは勝負にならない!
メニューを私流にしなければ、
考えてたら、憂鬱。 オートシェイプより難しいわ!!