お願い～もう一度チャンスを♪

『やと』は５月の連休あたりから、ご飯を食べなくなり
呼吸も荒くなったので、病院に連れて行った。

その時、多臓器不全、尿毒症末期との診断だった。
「あと、どのくらいでしょうか？」と意を決して聞いた。
先生は「３日くらいでしょう！」と言われた。

去年の夏から、通院して薬も飲んでいたが…
今までの薬は一切、飲まなくていいです。とも言われた。
私は「精いっぱい看病して　最期を看取ります。」と告げ…
あの日から、すでに２ケ月が経った。
いまのところ、食欲もでてきて　機嫌よく過ごしている♪
子猫に逆戻りしたかのように　15歳の猫は家族みんなに甘えている。

話は変わるが……
去年の８月に亡くなった『らも』は、あまりに突然で
入院した時は、もう歩く事もできなかった。
あとでわかった事だが、血栓ができたのが原因だったらしい。
一週間、入院して検査の予定だった

次の日、会いに行くと　私を見て　か細い声で　にゃ～と泣き
連れて帰ってと　目で訴えていた。
「いい子にして治してもらおうね。」と涙ながらに言った私、
その次の日の朝、「すぐに迎えに来てください。多分
今夜が最期だと思います。」と　言われ、耳を疑った！
帰って来た『らも』の姿は、哀れだった。
長毛の毛は　吐しゃ物でよごれ、お尻の方もかなり汚れていた。
息子と夫で、体をきれいにしてお気に入りのバスタオルにくるんだ。

家族と一夜を過ごし、らもは旅立った。
ごめんね、私は入院したら良くなると…それしか考えなかった。

状況を冷静に見つめたうえで、先生の意見を聞くべきだった。

意味のない入院、延命治療は可愛そうすぎる！
精一杯、一緒に過ごし、
　快適に過ごす為の　できる限りを尽くして

虹の橋へと送りたい。家族だから…。

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