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正しい「隠居」とは

2022-11-23 12:00:00 | 22期生のブログリレー

こんにちは。
19期生の廣瀬達也です。

多くの中小企業診断士が関わっている企業の課題の1つとして事業承継問題があります。
特に中小企業の場合は後継者問題(候補がいない・育っていない)という、「バトンを渡したいのに適切な渡す相手がいない」ケースが多いように思いますが、世の中には逆のケースもありますね。
ニュースや新聞などでも見かける「現リーダーがバトンを離さない」というヤツです。

コレについて最近知人がSNSで紹介していた記事が妙になりました。

日本がダメになったたったひとつの理由「引退しないニッポン」(上)
https://comemo.nikkei.com/n/nac3abb168760

です。
一部を引用すると

”日本がダメになった理由は、いろいろとあげることはできるのだが、たったひとつをあげるとしたら―50歳を過ぎても引退しなくなったこと。”

”現在、社会に、この引退・隠居の仕組みが弱くなった。引退しないで、70歳台、80歳台になった高齢者たちが、これだけデジタル技術が進んだ社会にもかかわらず、影響力を及ぼそうとしている。40年も50年も前に学んだ学生時代の知識やスキル、世界観で、メタバースを理解しようとするから、おかしくなる。土台、無理。”

このあたりは特に新しい話ではありません。

気になったのは

”一方、欧州はどんどんリーダーが若くなっている。欧州に年寄りはいないかといったら、どっさりいる。みんな、引退している。引退したら、現在のリーダーのいうこと、やることに口をださない。引退したら、なにもしないのではない。社会のなかで引退の役割がある。その分を果たしている。”


「引退したら、なにもしないのではない。社会のなかで引退の役割がある。その分を果たしている。」

というところです。
(なぜ急に欧州の話し?欧州は本当にそうなの?というツッコミはおいておいて)

この「引退の役割」「その分を果たしている」がポイントと感じました。
「引退の役割」とか「その分」がきちんと理解できていないことが、日本で現役に執着するサイクルが回ってしまっている原因の1つではないか…と思ったのですが、残念ながらこの記事は「その分」は何なのかには言及してくれていません。(ただ「上」となっているので、「下」で言及されるのではないか。とちょっと期待しています)

この記事を読んで以来、「引退の役割」とか「その分」のことを考えるようになりました。
これらを理解することが、キレイな引退・隠居の仕組みの再構築になるのではないかと思うからです。(記事にも登場している本田宗一郎さん、この方の引退は「抱き合い心中」として一部では有名です。社長である本田宗一郎さんを「抱き合い心中」導いた当時の「相方」である副社長・藤沢武夫さんあたりは、「その分」がしっかりと見えてたのかもしれません)

▼本田宗一郎と藤沢武夫(本田技研工業) 第10回 二人揃って退く
https://j-net21.smrj.go.jp/special/biography/20060426.html


そして、後継者を育てることだけでなく、現リーダーに対して「正しい引退」、「その役割」を示すことも診断士としても求められるのではないか。そんなをことを考えさせてくれる記事でした。


「バトン」つながりで、見出し画像に「そして、バトンは渡された」の表紙を使いました。
私は原作読んだだけ(映画は観ていない)なのですが、いい作品です…(^_-)-☆
▼「そして、バトンは渡された」
https://www.amazon.co.jp/dp/4163907955/

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (杵渕竜也)
2022-11-24 12:51:50
リンク先も読みました。スポーツ選手も引退を余儀なくされるところから、会社員も早々に引退をすべきだという流れが少々強引な感じもしましたが、やはり引き際を考えるトップが日本は少ないのかという印象です。自分自身で衰えを実感してからというのはやはり遅すぎますし、自分にとっても会社にとってもいいことに思えません。隠居というよりは、何か全く新しいことにチャレンジをするというのが当たり前の時代になるといいと思います。映画はこの前、金ローでやっていたのを録画しておいたので良かったです。(未視聴)
Unknown (佐々木桃太郎)
2022-11-29 12:34:23
バトンを渡さない経営者の方は多くいらっしゃいますよね。私の周りでも気に掛かる事業者が一社あります。

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