ピクトグラム

稼プロ！18期の石川　健（いしかわ　たけし）です。

みなさん、ピクトグラムってご存じでしょうか？

意味を絵やイラストで伝える案内記号のことで、駅や公共施設で見かける非常口やトイレなどの記号が代表的です。「ピクト」はピクチャーで、グラムは「書く」という意味があるそうで、要するに絵文字ですね。

このピクトグラムですが、広がったのは前回1964年の東京オリンピック大会からです。当時の東京は今とちがって外国人観光客も少なく、看板や案内も日本語ばかりでした。これでは、オリンピックに参加する選手や観客が困るだろうと、各競技を表すものなど40種類ほどのマークが使用されたそうです。今では、街でも多くのピクトグラムを見かけるようになりました。

ただ、ピクトグラムのデザインは、代表的なものについてはJIS（日本工業規格）で決められているものの、基本、今もバラバラです。そういえば、トイレの案内も場所によってデザインが違います。大体、男性用は青、女性用は赤でスカートを履いたデザインですが、色がどちらも黒だったり、男女の区別がつきにくいこともあります。（これはおしゃれな店のトイレ案内に多い気がします。あれがピクトグラムというのかどうか分かりませんが…）このあたりのデザインや色の統一は、今後改善が必要かもしれません。

2020年東京オリンピック大会まであと500日となった今年3月12日には、オリンピック33競技・50種類のピクトグラムが発表されました。そして、2020年東京パラリンピック大会まであと500日となった4月13日には、パラリンピック22競技・23種類が発表されています。選手たちの活躍とともに、1964年の東京オリンピックで世界に広がったピクトグラムが、海外からの大勢の選手、観客の皆さんの役に立って活躍（？）することを期待したいと思います。

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