加瀬工務店のブログ 熱血!建築魂!

千葉・南房総地域(館山市・南房総市・鴨川市・鋸南町)で新築注文住宅を中心に、真面目で丁寧な家造りを目指しています。

震災から一ヶ月が経って

2011-04-11 | 建築業界

いろいろ考えてしまう。
特に深刻なのが原子力発電所災害の問題。
1ヶ月経ってもいっこうに進展する様子が無いどころか悪化しているような雰囲気さえある。

住宅建築に携わる私たちは電気との関わり合いを左右する立場にいる。
震災前まで電力会社を中心に国や関連企業が大きな勢いを持って進めてきたオール電化。
オール電化の中心となるエコキュートは深夜電力でお湯を沸かすクリーンな給湯器と語られ、エコブームも手伝って販売数を大幅に伸ばした。
大手などはオール電化を前面に押し出して販売を行う。
石油やガスではなく電気を使う生活が低炭素でエコ。
はたして本当なのだろうかと私は思っていました。
そのため積極的にはオール電化住宅は奨めていません。

確かに石油給湯器は排ガスが出るし、ガス給湯器も石油よりも少ないもののそれなりに排出する。
では電気は本当にクリーンなのか。

答えはノー。
すべて原子力でまかなうのであれば排出されるCO2はかなり少なくできることは間違いない。
ただし、燃料は使用終了後も数十年にわたって高熱と非常に高いレベルの放射能を放ち、半減期が1万年とも言われるものすごい廃棄物が出ると言う条件が付くのだが。
最終処分である地層処分をすればかなり安全なのかと思っていたら、こんな状態のものだから地層処分するのだそうだ。
某わかりやすい解説者さんの番組を見ていて詳しくわかった恐ろしい事実。

原発は安全なのかもしれない。
福島は古いタイプで安全性などが低かったようで、女川などの新しいタイプは安定した動きをしている。
しかし、高い安全性を持つ中で、その安全性が損なわれた場合の参事はご存じの通りである。

そんな原子力発電が稼働し続けている深夜の余剰電力を使ってお湯を沸かすエコキュートや電気給湯器。
原子力が新しく稼働できなくなった場合(この先数十年できない?)、この深夜電力を火力などでも補っていく訳けなのだが火力などではCO2が出るし、送電する際の大きなロスも出てしまう。
そんな火力で発電した深夜電力で沸かしたお湯はエコなのだろうか。

世界トップレベルの地震国なのに原子力発電に頼ろうとしていたこの国。
しかも火力発電などの燃料に関しては省資源。
この大震災を期に電気との付き合いを改めて考えなければいけないんだと思う。

建築屋として取り組まなければならないなと考えるのは、私達が祖父の頃から考えてきた風通しの良い家に、最近大切さが認識されてきた高い断熱性を合わせ、夏はなるべくエアコンを使わず涼しい環境を、冬はより少ない暖房で暖かい環境を持続できる家に、LED照明や太陽熱、太陽光発電、風力発電などを加えた省電力型の環境共生型の家なんだと思います。
そのお手本的な家は14年ほど前に建てた 塩見の家。
高断熱住宅に太陽熱暖房、太陽熱給湯、太陽光発電、雨水再利用などを備えた環境共生型の住宅。
冬は自然からもあった熱を中心に暖を取り、夏は窓を開け放って自然風などで涼を取る。
こんな家を少しずつ増やしていけばより省エネルギー&低炭素化できていくと思います。

省電力化にはコストがかかるので全ての家で出来るわけではないが、やってみたいという人にはできる限りのアドバイスをできるように頑張りたいと思います。
p(^_^)q

堅い話でしたかね。(^_^;)


P.S 
我が家で稼働しているエアコンは1台。そんなエアコンも冷房は年に数えられるくらいしか動かない状態。
基本は自然風+扇風機です。
ちなみにこのエアコン、20年くらい前に設置したと思うのですが当時祖父が設置に大反対しまして、「家は風通しをしっかり考えて設計してある。エアコンなんか使うようには作っていない!」と大反対。
いろいろ説得しまして設置に至りましたがその使用量からいまだに交換されていない状態です。
大正生まれの人とは思えない設計を大切にした人そんな祖父でした。

夏の涼に電気を大量に使わない我が家で、○○%節電しろとか義務が課せられたらどうしたら良いんだろうか・・・
(>_<)

 
 
 
自然の力をもっと生かして、省電力生活を

南房総 加瀬工務店
T.K

http://www.kasekoumuten.com
 

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