遠州横須賀・三熊野神社大祭(保存版)

DyDo日本の祭り2006現地特派員blogアーカイブス(H18.2.1~H19.1.10)

江戸の祭り文化がここにある

2006-03-01 16:04:43 | 大祭を紐解く
三熊野神社大祭(付祭り)の歴史を紐解けば、今から約270年前(享保~安永の頃)、幕府の老中職にあった「第14代遠州横須賀城主・西尾隠岐守忠尚公」が、当時の「江戸天下祭」(神田祭・山王祭)の様式を、ここ遠州横須賀へ伝えたのが始まりとされています。
ご本家の江戸では明治時代、将軍様の御上覧を受けるなど、幕府色の強かった「天下祭」は新政府から弾圧され、また文明開化による電灯線の付設などの理由により、大きな山車の曳きまわしが困難になり、「御神輿」を担ぐ祭りへと大変貌を遂げました。しかし大きな時代の流れに飲み込まれずに済んだ、ここ遠州横須賀では、今も変わらず、当時の天下祭を偲ばせる「一本柱万度型」の『祢里』を、さも当たり前に曳きまわし続けているのです。
※写真『江戸時代の神田祭を描いた「神田明神祭礼絵巻」(部分)・三熊野神社大祭小冊子より転載』
三熊野神社大祭まであと37


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