遠州横須賀・三熊野神社大祭(保存版)

DyDo日本の祭り2006現地特派員blogアーカイブス(H18.2.1~H19.1.10)

H18大祭を振り返る(19)何事もなかったかのように「役廻り」

2006-05-26 00:55:24 | H18三熊野神社大祭
突然の雷雨もほんの30分もたたないうちに止み、天候は急速に回復しました。各町とも一時は大混乱に陥りましたが、1時間も経った頃には何事もなかったかのように「役廻り」を行っていました。PM2:00過ぎ頃には日も差し始めたため、シートも取りはずし、いつも通りの「役廻り」を行うことができるようになりました。
※写真(西新町会所では、シートをとってのご披露ができました)
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H18大祭を振り返る(18)お互い様で助け合い

2006-05-25 00:53:57 | H18三熊野神社大祭
然の激しい雷雨に、雨宿りに避難したり、シートを掛けさせてもらったり、各町それぞれが祢里小屋や稽古場を借りたり、貸したり、お互いさまで助け合いました。新屋町の祢里も折からの強風でシートが破けてしまい、中本町さんの祢里小屋をお借りして、修理をさせていただきました。おかげさまで助かりました。本当にありがとうございました(-_-)
※写真(中本町さん祢里小屋をお借りして、シートの修理をしました)
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H18大祭を振り返る(17)「ひぇ~!テントが飛ぶ~」

2006-05-23 00:51:14 | H18三熊野神社大祭
ちょうど西大渕会所での役廻りの最中に、激しい雷雨に見舞われました。テントの下に避難させてもらいましたが、突風でテントが浮き上がり、みんなで支えないと飛んでいってしまいそうな状態でした。すぐ近くに落雷もあり、非常に危険な状況でしたが、幸いにも短時間で雷雲が通過し、次第に雨は小止みになり、事なきを得ました。
※写真(西大渕会所にて、みんなでテントを支えました)
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H18大祭を振り返る(16)突然に激しい雷雨が・・・

2006-05-22 00:50:02 | H18三熊野神社大祭
西新町の奉納も無事に終わり、13台の祢里は三社様を退出、各13町の総代さんへ役廻りに向かいます。神社を出てすぐ、あんなに天気が良かった空がにわかに掻き曇り、稲妻と雷鳴が轟きました。「これは大変!ざぁーっとくるぞ」急いで電柱に祢里を寄せて必死のシート掛け、何とか掛け終わったその瞬間、激しい雷雨となり、さらには猛烈な突風、大変な荒天になってしまいました。突然の雨にシートが間に合わず、祢里を濡らしてしまった町もあったようです。予期せぬ天候の急変に本当にビックリでした。
※写真(突然の激しい雷雨に見舞われました)
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H18大祭を振り返る(15)今年の当番町は「西新町」

2006-05-20 00:46:54 | H18三熊野神社大祭
AM11:00、いよいよ今年の奉納祭が始まります。まずはM島総代会長から、神前に向かってご挨拶があり、続いて今年の当番町「西新町」による三社祭礼囃子・全六曲の演技奉納が始まります。約1年前から、この日のために準備・稽古を積んできただけあって見事な演技奉納でした。特に西新町に伝わる「青面」のゆったりとした踊り方は、本当に独特のもので、見るものを唸らせました。来年(H19)の奉納は西田町が行います。
※写真(青面のゆったりした踊りが披露されました)
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H18大祭を振り返る(14)13台の祢里が揃っての奉納祭

2006-05-19 00:45:23 | H18三熊野神社大祭
13台の祢里が拝殿横での役太鼓を終えて所定の位置につくと、舞屋では当番町による「三社祭礼囃子奉納式」が行われます。今では当たり前となった奉納祭ですが、S50代初めには13台が揃っての「奉納祭」も、千秋楽もできなくなってしまった時期がありました。S54そうした祭りの現状に憂いをいだいた、13町の青年幹事が集まって「青年幹事会」結成、祭りのあり方を協議し、お互いの協力と努力のもと、この年に千秋楽が、そしてS55には13台が揃っての奉納祭が復活しました。
※写真(13台が揃っての奉納祭、今では当たり前ですが・・・)
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H18大祭を振り返る(13)わしらがお殿様・西尾様の御上覧

2006-05-18 00:43:52 | H18三熊野神社大祭
役廻り(昼祭り)の準備が整うとすぐに枠上げ、三熊野神社へと向かいます。三社様拝殿横には、「御上覧席」が設けられ、西尾様の御前において「役太鼓」をご披露、御上覧を受けます。西尾様は、享保の頃、江戸の天下祭を遠州横須賀へと伝えてくださった「第14代遠州横須賀城主・西尾隠岐守忠尚公」の御末裔で、第13代目の西尾家御当主様です。13台の祢里は御上覧を受けると、お堂を時計回りに廻り、境内の所定の位置で枠を下ろして奉納祭を待ちます。
※写真(第13代目西尾家御当主・忠愛様による御上覧)
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H18大祭を振り返る(12)御神輿様供奉・祢里順番くじ引き

2006-05-16 00:40:56 | H18三熊野神社大祭
4/8AM8:00、13町の青年幹事は三熊野神社拝殿へ参集し、本楽の「御神輿様供奉祢里順番」を決める「くじ引き」にのぞみます。その昔は宮下2町(東本町・新屋町)が一年交替で「玉串の奉てん」を行っていましたが、青年幹事会ができたS54頃からは、その年の幹事長がそのお役目を担うようになりました。御饌米に立てられた紙縒りの予備くじを引いた後、その順番で御三宝の上の本くじを引きます。そして、幹事は順番旗と腕章を御預かりし、各町へ戻って報告します。
※写真(今年の供奉順はこのようになりました)
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H18大祭を振り返る(11)役廻りの準備

2006-05-15 00:39:34 | H18三熊野神社大祭
朝祭りが終わると、休むヒマもなく「役廻り」の準備に取り掛かります。提灯をはずして出しを付け、上天幕を取り付けます。さらに祢里を外へ出して、天幕の取り付け、巻いてあった大花を下ろして、6本の宝珠柱に固定します。その様子を見守る「うるさ方」から、「天幕の位置がずれている」「花のふくらませ方が違ってる」とか、あーだこーだ、あれこれと指示が出るのも、お祭りの一風景です(笑)
※写真(朝祭りが終わると座る間もなく役廻りの準備です)
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H18大祭を振り返る(10) 4/8(土)宵宮の朝

2006-05-14 00:38:12 | H18三熊野神社大祭
4/8(土)三熊野神社大祭2日目「宵宮」、まだ夜も明けきらぬ早朝から、町には太鼓の音が響きます。昔は寝床の中でお囃子を聴きながら、「あの太鼓はどこそこの町の祢里だ」とか、「あのブチは、○○町の××さんが叩いている」というようなことまでわかったそうです。
「夜明け前 寝床にしのぶ はやしの音 心地よきかな 横須賀の朝」(平成元年新屋町青年作)
※写真(夜明け前の町に祢里が繰り出す)
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H18大祭を振り返る(9)城下町の賑い、揃いの夜は更けてゆく

2006-05-13 00:36:50 | H18三熊野神社大祭
PM6:00を過ぎる頃には提灯に灯が入り、城下の町並みは賑いを見せます。特に三熊野神社前は、ボンボリに夜桜が浮かび上がり、まさに祭りの華やかさに花を添えます。あちこちから祢里が集まり、大祭初日・揃いの夜はいつしか更けてゆきます。
※写真(三社様前の賑い/新屋町地内)
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H18大祭を振り返る(8)静岡第一テレビ「○ごとワイド」生中継

2006-05-12 00:34:14 | H18三熊野神社大祭
4/7、PM4:30過ぎから「静岡第一テレビ」「○ごとワイド」の生中継がありました。三熊野神社近くの東本町、新屋町拾六軒町の祢里から、キャスターの久保ひとみさんが、三熊野神社大祭の紹介や枠上げ直後の盛り上がりの様子、さらにはインタビューなどを交えて現場からのレポートをしてくれました。
※写真(現場から生中継で紹介していただきました)
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H18大祭を振り返る(7)揃「前夜祭」枠上げ

2006-05-11 00:32:50 | H18三熊野神社大祭
たすき掛け・立ち酒乾杯が終わると、いよいよ待ちに待った「枠上げ」です。全員が外へ出て、用意が整うのを待って、青年幹事の拍子木を合図に今年のお祭りが始まりました。笛の「頭」から「大間」の曲が始まり、威勢の良い掛け声とともに枠が上がります。祢里は、黄昏時の町並みへと曳き出されて行きました。
※写真(青年幹事の拍子木で祭りが始まる)
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H18大祭を振り返る(6)「たすき掛け」立ち酒

2006-05-08 00:28:11 | H18三熊野神社大祭
4/7PM4:00、祢里の準備が整うと、総代さん・副総代さんはじめ、新屋町の役員さんや顧問格の長老衆が稽古場へ集まってきます。練係・青年・子どもたちも集まり、全員が揃うと、「たすき掛け」が始まります。まずは総代さんからはこれから祭りが始まる旨の御挨拶があり、続いて「立ち酒」を乾杯、3日間にわたるお祭りの始まりです。
※写真(全員が揃ってのたすき掛け)
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H18大祭を振り返る(5)練係の登竜門「酒係」とは?

2006-05-02 00:19:41 | H18三熊野神社大祭
「練係」は祢里曳きまわし現場の安全や、道具などの保守点検などが主なお役目ですが、お祭りの時のご祝儀や御神酒の管理も重要な仕事の一つです。なかでも「酒係」の責任者は大忙し、ひっきりなしに届く御祝酒・ご祝儀を確認、町の中へ設けた掲示板へ遅延なく&間違いなく張り出さなくてはなりません。本当に気を遣う、大変な役目ですが、「練係」になると、一度はくぐらなくてはならない登竜門のようなものです。
※写真(掲示板に祝儀のしを張り出す酒係/新屋町々内)
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