遠州横須賀・三熊野神社大祭(保存版)

DyDo日本の祭り2006現地特派員blogアーカイブス(H18.2.1~H19.1.10)

H18大祭を振り返る(34)ご本家・大江戸神田からのお客様

2006-06-20 18:03:59 | H18三熊野神社大祭
祢里行列が枠上げしてからしばらく、三熊野神社大祭のご本家・お江戸から「神田倶楽部」の皆さんが大挙してお見えになられました。平成8年の神田祭に新屋町・西本町2台の祢里が「里帰り特別参加」をさせていただいてから、はや10年。お祭りが結んでくれた「縁」を、これからもずっと大切にお付き合いをしてゆきたいものですね。
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H18大祭を振り返る(33)御神輿様供奉祢里行列、枠上げ

2006-06-18 18:01:16 | H18三熊野神社大祭
13台の祢里が所定の位置へ着き枠を下ろすと、13町の幹事は一番祢里の前に集合し、青年幹事長は一番付の取締にその旨を報告します。報告を受けた一番付取締は、それを確認すると、御神輿様供奉祢里行列の枠上げを13町青年幹事へ指示、一番祢里より順次枠上げを行い、前進を開始します。
※写真(13台が揃い一番祢里より順次枠上げ)
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今年は私と東本町・M林氏がたまたま枠上げ時の一番付取締でしたので、枠上げの口上をにぎにぎしく行なうこととしました。
ちょっと長いのですが、参考のために全文を以下に書き記します。
『只今、青年幹事長より13台の祢里が集まったとの報告がありました。これより平成18年三社御祭礼、御神輿様御奉迎並びに、供奉のための祢里行列を執り行います。一番祢里より順次枠上げをお願いいたします』

H18大祭を振り返る(32)枠上げを待つ

2006-06-16 17:57:37 | H18三熊野神社大祭
AM9:30過ぎ、13台の祢里は次々と河原町・蓮池地内へ集まってきます。各町の祢里はいったん町の一番東端まで行き、向きを変えて所定の位置に枠を下ろしてその時を待ちます。13台の祢里が集合し終わると、いよいよ「お神輿様供奉の祢里行列」枠上げとなります。
※写真(13台の祢里が集合するのを待ちます)
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H18大祭を振り返る(31)三社様へのご挨拶

2006-06-15 17:56:14 | H18三熊野神社大祭
記念撮影を終えると、いよいよ枠上げです。祢里はそのまま東へは向かわず、一度「三社様」前まで行ってご挨拶、反転して蓮池に向かいます。その昔(昭和初期)は、河原町へ向かう各12町の祢里は、まず三社様へ参入してお堂を廻り、その後蓮池へと向かっていました。残念なことに時間の関係もあり、いつしか省略されてしまいました。しかし今年は河原町の祢里が、蓮池へ行く前に三社様まで来てご挨拶、十数年ぶりに伝統のお参りを復活させてくれました。
※写真(三社様前まで行ってご挨拶、反転して蓮池へと向かいます)
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H18大祭を振り返る(30)思い出の「記念撮影」

2006-06-14 17:52:51 | H18三熊野神社大祭
新屋町では、「出の御神酒」のあと全員が揃って記念撮影を行なっています。今年は稽古場が新しくなって、初めての撮影ということで、祢里ととともに稽古場も一緒に写るような配置にしました。この記念撮影もS55からもう25年間も続けていますが、昔の写真を見るたびに、「あ~この年はこうだったっけ・・」当時のことを、昨日のことのように思い出しますね~
※写真(何年か経つと、この写真を見て「そういえばこの年に稽古場を建替えたっけ・・・」となるんでしょうねぇ)
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H18大祭を振り返る(29)出(で)の御神酒

2006-06-13 17:51:35 | H18三熊野神社大祭
朝祭りを終え、稽古場に戻った祢里は出しや天幕をつけ、花を下ろし「御神輿様の供奉祢里行列」のための準備を行ないます。用意が整うと「チャンチャン」と呼ばれる鉦を叩き、稽古場へ人を集めます。飾り付けを終えた祢里を稽古場前に設え、総代さんからは「御神輿様への供奉」への準備が整ったことが、集まった町の衆に報告がなされ、出発前の「出の御神酒」が振舞われます。
※写真(NHK高須キャスターにも「出の御神酒」に参加していただきました)
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H18大祭を振り返る(28)練係・ごみ拾い隊出動!

2006-06-12 17:50:15 | H18三熊野神社大祭
朝祭りが終了後、新屋町では練係の年長者を中心にした「ごみ拾い隊」が町内を巡回、お神輿様の渡御行列・祢里供奉をきれいな町でと、ごみ拾いを行います。今年は特に「きれいな町で祢里を曳きたい」キャンペーンを総代会、取締会、青年幹事会が提唱、ごみのお持ち帰り運動を展開、住民やお客様にもご協力をお願いしました。
※写真(朝祭り終了後「ごみ拾い隊」が町内を一回り)
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H18大祭を振り返る(27)いにしえの天下祭を再現する「出し上げ」

2006-06-10 17:47:10 | H18三熊野神社大祭
その昔、江戸天下祭では将軍様の御上覧を受けるため、一本柱万度型の山車はその柱を後方へ倒し、高さ4.4Mno城門をくぐり抜けていました。遠州横須賀では、出しの上げ下げの際にはその姿を再現していましたが、祢里小屋が整備され上から吊るすようになってしまったため、大工町以外では見られなくなってしまいました。また、東本町では天気の良い本楽の朝、昔ながらの出し上げを路上で行い、伝統の姿を守り続けています。
※写真(東本町、昔ながらの出し上げ風景)
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H18大祭を振り返る(26)朝陽に輝く「万度の字」

2006-06-09 17:45:48 | H18三熊野神社大祭
4月大祭の頃の日の出時刻はAM5:30前後、夜明け前から曳き出された祢里が、東向きに向きを変えるちょうどその頃、朝日が真正面から照りつけます。その光が万度の字に反射し、眩いばかりに輝く一瞬はまさに「ねりきち」たち至福の時です。新屋町では万度の正面の字「長」の字は、他の文字よりも特別にきれいに磨くことを求められ、上の衆から一点の曇りもないようにピカピカになるまで、何回も何回もやり直しさせれたことを、今でも思い出します(-_-)
※写真(朝日に輝く万度の字)
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H18大祭を振り返る(25)さむ~

2006-06-07 17:42:40 | H18三熊野神社大祭
明けて4/9(日)本楽の朝祭り、夜明け前の気温はなんと4℃、かなりの冷え込みでした。祢里の上は風が吹きぬけ、下で曳いている人が感じるよりも、ものすご~く寒いんですよね。こういう時は笛吹きさんも大変、寒さでかじかむ手を温めながら笛を吹きます。空は雲ひとつない快晴、昨日みたいな雨はなさそうです。
※写真(見るからに寒そう・・・)
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H18大祭を振り返る(24)あと一日・・・複雑な思い

2006-06-05 17:39:34 | H18三熊野神社大祭
宵宮の夜祭り、夜の帳がおりる頃、祢里は町の中心部・本町通りへと集まってきます。祢里のすれ違いが多く大いに盛り上がります。と同時に事故や喧嘩がもっとも起こりやすい時間帯、各町の取締・練係が一番緊張する時です。『ねりきち』たちの気持ちも複雑そのもの・・・「あと一日ある」のか「もう一日しかない」のか?そんな『ねりきち』たちの思いを胸に、宵宮の夜は更けてゆくのです。
※写真(宵宮の夜、祢里のすれ違いも多く、大いに盛り上がる)
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H18大祭を振り返る(23)休む間もなく「夜祭り」枠上げ

2006-06-03 17:35:07 | H18三熊野神社大祭
PM5:30過ぎ、役廻りを終え稽古場へ戻った祢里は、出しをはずし天幕を取り、花を巻いて提灯を取り付け、夜祭りの準備を整えます。この間わずか15分程度、そうこうしているうちにPM6:00となり「夜祭り」の枠上げ、祢里は再び町へと曳きだされてゆきます。本当に休む間も座るヒマもないお祭りですね~
※写真(夜祭りの仕度を整え、再び町へと曳きだされてゆきます)
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H18大祭を振り返る(22)雷雨のち黄砂?

2006-05-31 01:02:33 | H18三熊野神社大祭
4/8(土)役廻りが終わり、祢里は夜祭りの準備のため稽古場へ戻ります。それにしても今日(4/8)の天気は朝の上天気が一転、激しい雷雨と突風に見舞われ、雨が上がった後は「黄砂」で、あたりは日食の時のように暗くなり、肌寒くなってしまいました。歴史に残るおかしな天気の「宵宮」でした。
※写真(黄砂で太陽に日傘がかかり、薄暗くなった空)
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H18大祭を振り返る(21)町の大先輩、大中老のお歴々

2006-05-30 01:01:13 | H18三熊野神社大祭
自町新屋町で最後の役廻りを終えると、新屋町町内の大先輩方・大中老のお歴々が曳きまわしに加わります。普段はあまり祢里を曳くことはありませんが、この時ばかりは若い衆以上に威勢良く町内を曳きまわし、かつての青年の面目躍如といったところです。
※写真(町の大先輩方々による祢里の曳きまわし)
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H18大祭を振り返る(20)新屋町会所にて

2006-05-27 00:56:46 | H18三熊野神社大祭
三社様を皮切りに、各町会所への役廻りを終えた祢里は自町・新屋町へと戻ってきます。祢里に随行した役員が、留守番役の総代さんはじめお歴々に、無事に役廻りのお役目を終えたことを報告、続いて最後に役太鼓を披露します。新屋町で役廻りの踊りを祢里の下で披露していますが、特に自町では馬鹿囃子に合わせて般若の舞も披露され、集まった大勢の町民から拍手喝さいを浴びていました。
※写真(新屋町会所にて般若の舞を披露)
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