『 匠味 』 伊勢原の 和食店

伊勢原駅より 徒歩5分程の 住宅街にある隠れ家のような 和食店

出汁の香り

2018-09-17 | 食の知識
 先日 友人が訪れ 締めに 味噌汁でもと出したところ、「こんなに旨い味噌汁は食ったことがない、何を入れてるの」との事、
  とくに変わった作り方はしていなく、「昆布と鰹節で取った出汁と ふつうの味噌だけ」と申しました。彼の家との違いは出汁で、家では粉末の だしを使っているとの事。
 
 そこで 出汁の取り方をひとつ、味噌汁の出汁を 例に、

出し昆布を水に入れ 一晩起きます。 翌日それを沸かし(昆布は7-80度で取り出す) 鰹節を入れ 15分ほど ことこと煮出し 漉して下さい。これだけで おどろくほど おいしい出汁ができます。  ふつうは 鰹節を 入れたらすぐに漉すやりかたが 一般的ですが、この方々が 味噌汁のだしには 一番向いていると思われます。 この取り方が 味も濃く 香りも残る 最良の方々です。
( 蕎麦屋さんなどでは、45分から1時間30分もの間、その日の状態によって、
   削り節を煮出します)
 
 ちがいは 香りで、香りが おいしさを倍増させているのだと思います。 
(粉末だしには これほどの 香りはありませんし 匂いと言うものは 食べ物を おいしく感じさせる効果もあるのです。) 

 また 毎回 出汁を取るのはめんどうと思われる方も おられると思います。 
出汁を 多めに取り タッパやペットボトルに入れ 冷蔵庫に入れて置けば 
3~4日は おいしく使えます。 (すこし香りは 落ちますが)    


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