『 匠味 』 伊勢原の 和食店

伊勢原駅より 徒歩5分程の 住宅街にある隠れ家のような 和食店

塩の 旨味

2018-09-18 | 食の知識
 塩が話題になることを多く耳にします。  
いろいろな塩がありますが、現在販売されている数は400種類もあるそうです。  
そんな物の中には食塩の値段の数十倍もするものもあります。  値段の高さにそれだけの価値があるのか疑問に思う人も多いと思います。  

ある食味調査では 岩塩や 自然塩があまり良い得点ではなかったようです。 
岩塩は、長い年月の間にミネラルが押し出され期待する程のミネラルを含んでいないのです。    
自然塩とは海が干上がり塩が出来た物ですが同じように長い年月でミネラルの量が少ない物になっているものが多いようです。
   
   その他、乾して作る 天日塩・煮詰めて作る 煎ごう塩などが在ります。
  (宣伝では無いのですが、【赤穂の天塩】という製品があるのですが、これは塩   を溶かしミネラルを加えて再度 結晶化させた製品ですが、比較的安くて良い評価だったようです。)
塩は、使い方によって種類を変えた方が良いように思います。
 
 塩にまろやかさを感じたりするのは、塩化ナトリウムの周りにマグネシウムなどミネラルが付着しているために、直接 しおからさを感じないので 丸い味とか甘みがあると感じます。でも 水や だし汁に溶かしてしまうとマグネシウムなどは微量のためほとんど感じなくなります。 
 
 そう言ったことから 揚げ物の振り塩などには ミネラルの多い塩などを使い その他には『食塩』などのミネラルの無い 塩で事足ります。  
それは【マグネシウム】の量で考えますと、白米で塩の《20数倍》、その他の食品でも《それ以上》の量が含まれています。  
 ですから あまり塩に期待する必要もないと思います。 
 
 しかし 塩の効果は見逃せませんね、  たとえば塩を振ったり 塩水に漬けておくと美味しくなるものがたくさんあります。
 スーパーで買って来た おいしくない刺身も(失礼)、 ちょっと塩を振り ペーパータオルで挟み  数十分 置いておくと身もしまり ちょっとちがいます。  また あじと言う魚を塩焼きで食べるより、 あじの干物がおいしいのも、 塩の効果です。
 『あじの干物の作り方』は、 開いたあじを 海の水より ちょっと濃いめの塩水を作り20分ほど漬け 3時間~5時間干せば出来上がります。
  


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