岐阜県は奥飛騨の小京都、高山。
その、飛騨高山の名物、朴葉焼き(ほうばやき)の、素朴さとおいしさに、感動し何度か足を運びました。
朴とは、もくれん科の落葉木。朴葉は卵形で、長さ四十センチにもなる大きな葉っぱ。これを乾燥させたものを器代わりに使って、麦味噌を敷き、その上に、白葱、木の子などを乗せて炭火で焼きながら食べる。味噌が焼けて香ばしい匂いを放ちはじめ、材料に火が通ったら、味噌を焦がしながら 熱々をご飯の上にのせていただく。朴葉のよい香りが味噌に移り、深い味わいの料理です。
このように、本来は 味噌だけか、もしくは 木の子などを乗せてご飯と一緒に食べる郷土料理であります。 かなり塩っぱく、それだけでご飯が何杯も食べれそうな本当に昔ながらの 地元に根付いた料理なのですね。
それでは 一品の料理としては さみしいので、 当店では牛肉をのせて、 それを味噌と 絡め焼きながら食べていただくようにしました。
また味噌は、高山の味噌に 甘めの味噌を加え 生姜やにんにくの 数種の香辛料や、林檎や・和食の香味野菜などを入れて じっくりと練りあげ、『牛肉のほう葉焼き』として提供しております。
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