軽井沢高校 校長日記 『つれづれ軽井沢だより~乞う「ちょうどええ」』

学校の様子を校長の視点から伝えたいと思い、校長日記を書くことにしました。授業日毎日更新を目指します。ご愛読ください。

 2月 4日(金) 春の気立つ 206

2011-02-04 18:48:57 | 日記

 今日は「立春」、暦の上では「春」です。

 軽井沢では日陰を中心に雪がまだ残っています。
 写真は、北校舎から中庭アイスホッケーリンク・本館方面を写したものです。
 日陰の雪が溶けるには、まだもう少し時間が必要なようです。

 それでも一年で一番寒い時期が終わり、これから徐々に暖かくなっていきます。
 アメダスによると、今朝の軽井沢の最低気温は-5.5℃、午前8時には0℃を超えました。
 軽井沢の過去30年の平均気温統計をみても、ずっと下がり続けていた一日の平均気温は昨日から、最高気温は今日から、そして最低気温は明日から上がり始めています。
 自然も、自然の中で生きてきた先人の知恵も、見事なものです。

 「立春」は二十四節気の始まり、とされていますが、二十四節気の中心をなすものは、昼夜の長さで最も特徴的な、夏至(昼が最長)、冬至(夜が最長)、春分・秋分(昼夜の長さが同じ)の4つです。
 この4つを、それぞれの季節の中心日とし、この4つのそれぞれの中間日を「立春」「立夏」「立秋」「立冬」としました。
 夏至・冬至・春分・秋分が四季の中心日であり、従って、立春・立夏・立秋・立冬は四季の始まりの日ということになるわけです。

 今日は漢字検定が行われました。

 軽高は漢字の学習に力を入れています。
 国語の授業を中心に漢字学習をしていますし、月に1回のペースで、全校で漢字テストを行い、年間の優秀者を表彰しています。
 そして、年度末には、1・2年生全員と3年生の希望者が漢字検定を受けることになっています。

 私が前回軽高に勤務していた頃も軽高は漢字学習に力を入れていました。
 生徒を刺激し、自分自身も刺激するという意味もありましたし、「資格は一生の宝」ということもあったりして、生徒と一緒に漢字検定の2級を受けたことがありました。
 なんとか合格することができましたが、かなり勉強をしたにもかかわらず、相当難しかった印象があります。
 2級の問題では、漢字の読み書きももちろん練習が必要ですが、それ以上に日頃縁遠い「部首」の問題が手強かった記憶があります。
 例えば、「凸」とか「凹」の部首は?と訊かれても、「きへん」や「ざんずい」などと異なり、知っているはずがまずありませんから、こういうものは結局一つずつ覚えないといけないといことになりますよね。

 今回は、すでに2級を取得し準1級を受ける生徒もいると聞きました。
 テレビ番組の『Qさま!!』などで、「インテリ芸能人」と言っているような人たちが、仕事の合間に相当勉強して漢字検定に挑戦していますが、準1級や、ましてや1級にはめったに受かりません。
 高校生の準1級への挑戦は大したことだと思います。

 全国の暖かい地方からは、次第に梅花の便りが聞かれるようになってきました。
 このブログのテンプレート(デザイン)もいつまでも「冬」ではいけません。
 今日、春先らしいものに替えてみましたが、いかがでしょうか。

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