軽井沢高校 校長日記 『つれづれ軽井沢だより~乞う「ちょうどええ」』

学校の様子を校長の視点から伝えたいと思い、校長日記を書くことにしました。授業日毎日更新を目指します。ご愛読ください。

 5月 7日(金) 花盛り軽高組 024

2010-05-07 19:54:18 | 日記
 
 昨日は桜を話題にしましたが、もう一日花の話題にお付き合いください。

 4月18日(金)の記事で、家庭科の岩下先生が新任職員歓迎会で「本校にもある『こぶし』。生徒指導通信のタイトルでもありますが、その花言葉は『友情、歓迎、信頼』です」という話をしたということを書きました。
 それに続けて、「本校には、生徒指導室の通信以外にも、いろいろな通信が発行されています。これについては、また別の機会に触れたいと思います。」とも書きました。
 その時そう書いてしまったので、それ以来ずっと気になっていたのですが、本校で発行されている通信について今日やっと書くことになり、そういう意味では、ちょっと大げさかもしれませんが、肩の荷がおりたように感じます。

 さて、4月以来、個人のメールボックスに入れてくれたり、直接手渡してくれたりして、私の手元に届いている通信を、教頭先生に頼んで、写真にしてもらいました。
 上で触れた生徒指導室から出ている「こぶし」に加えて、進路指導係が発行している「進路通信」、カラーで原稿を作っている図書委員会発行の「図書館だより」、保健委員会発行で手書きの「保健だより」、生徒相談委員会から発行されていてトップページからも内容が見られる「えんがわ通信」(縁側のような和やかな雰囲気で生徒相談がしたい、ということからついたタイトルのようです)、1学年会が発行している「噴煙」、2学年会発行の、個人的に嬉しいタイトルの「Plus One」、3学年会の気持ちが感じられる「Break Through」と、さまざまな通信が発行され、その内容も盛りだくさんでそれぞれ工夫されていて、花に例えれば、まさに花盛りといった状況です。

 私も昔、学級通信を書いていたのでわかるのですが、そうは言っても、通信を書くのは結構大変です。
 まず第一に、書こうという「意欲」というか「エネルギー」というか「気持ち」が要ります。
 書く気があっても「ネタ」がないと書けません。
 通信を書いていると、大げさに言えば四六時中ネタ探しをしているような気持ちになります。
 そうやって見つけたネタを膨らまし、起承転結をつけて「話」にすることも必要です。
 そんなこんなで、1つの通信が完成し、ようやく発行されるわけですが、これだけを専門にしている教員は、もちろん一人もおらず、いわゆる通常業務に加えてそれをやるわけですから、通信を発行することも、それを継続することも、まさに「プラスワン」であり、従って、自然と「本当にお疲れ様。いつもありがとうございます」ということになるわけです。

 生徒は様々な通信を手にし、読みます。
 何よりもまず3年間で読む文章の量は膨大なものになります。
 そして、「なるほど」とうなずく、「いい話やなあ」と感動する、情報を得る、励まされる・・・。
 何気なくただ読んでいるようでいて、じわりじわりとその「効果」が出るのが、通信のよさです。
 そりゃあ、それだけの時間と労力をかけて、先生が自ら書いたり、生徒を指導して書いたりしているわけですから。
 本校のこの「花盛り」、これからも続くことを願っています。