「終」 新作(2017・3・27書)
2017年2月17日の朝、「終」の書を夢に見ました。
どうして「終」なのか、ちょっと気になりましたが、
夢の書は、つくりの冬の右払いが実にゆうゆうとしていて、
「『終』は決して、『終わり』とか『おしまい』という意味だけでなく、
『始まる』とか『ひろがる』という意味もあります」
と言われているように感じました。
夢に出てきたかたちのように、映像が残っているうちに早く書きたい!
と思っていましたら、翌3月27日におぢばで書くことが出来ました。
書けたあとで撮ったデジタルカメラの時刻が14:02でした。
夢の書の右払いはもっと太かったのですが、
書き終えた瞬間に「書けた!」と思ったので、完です。
そうそう、書く直前に、万が一のことも一応考えて、一式着替えました。
後々にわかったのですが、「終」の意味だったのでしょうか?
私が脳梗塞を起こす前に書いた、最後の作品になりました。
「朱鷺」 新作(2017・7・25書)
国際保護鳥トキは学名をニッポニア・ニッポンというそうです。
2017年6月に初めて佐渡に行った時、朱鷺に会えました。
3回も見られて感動でした。
1回目は車の中からちらっとだけ。後ろの空を翔んでいきました。
次の日、「トキの森公園」で間近に見て、親近感を覚えました。
そして、帰りの日の朝食時に、窓の外を一羽の朱鷺が翔んでいきました。
私は密かに、あの「朱鷺」と感動を書にしたいと思っていました。
そんな時、9月行事のチラシの題字「パラアート展」を書いて、との依頼が
主催の天理市からあったと言われたので、おぢばに帰った7月25日に
詰所の一室で書かせていただきました。
「終」を書いた、同じ部屋です。
一緒に、というか、その前に、「朱鷺」を書きました。
ぶっつけ本番で、あのときの朱鷺を思い出して書きました。
佐渡に行く前の5月に最初の脳梗塞を、7月に2回目の脳梗塞を起こしました。
「朱鷺」は、2度の脳梗塞を起こしたあとの、最初の作品になりました。