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カルガモ母さんこと 川上美也子のコラム http://karugamo.org/

ヨーロッパ記(1)…2007/11記

2008-09-15 12:00:56 | Weblog
  ヨーロッパ記(1)

10月7日(日) 出発 

 いよいよ出発当日、早朝6時にヘルパーさんに来ていただいた。。ゴロゴロとトランクを引いて町田駅まで送ってもらい、6時50分発の特急ロマンスカーに乗った。ご一緒することになった青木さん、介助のみのりちゃんとは町田駅で合流した。青木さんとは3回目、みのりちゃんとは、この朝が初対面だった。みのりちゃんがゆうべ泊まったお姉さん宅と、青木さん宅とは同じ最寄り駅で、しかも町田とは目と鼻の先、不思議なご縁で繋がっていたのだった。青木さんとみのりちゃんも初対面だった。新宿駅で成田エクスプレスに乗り換えて、東京駅から深野さんとも合流した。女性4人での空の旅だ。成田空港9時29分着。
 埼玉からは、山崎氏と青木氏、千葉からは、渡辺氏と川崎氏と佐藤さんが、それそれ保管していただいた書道作品を空港まで運んでくださった。書道作品、書道用具、車イス、座椅子など、総重量200キロを越える荷物を、全日空の後援をいただいて、同じ飛行機に乗せて無料で搬送してもらった。
 
 成田空港を、お世話になった諸氏に見送られて、11時25分、NH205便で飛び立った。



 カルガモ倶楽部事務局長新田氏(私は、うみさんとお呼びする)が、私1人に2人分の座席を確保してくれた。長い時間腰かけていられない私が、横になっていけるようにとの配慮だった。おかげで、食事以外の時間ずっと横になっていた。首も身体もとても楽だった。深野さんの咳がつらそうだったので、飛行機では初めてのおさづけを取り次がせてもらった。おかげで心は、ますますよろこび勇んでいだ。

 フランスのドゴール空港には予定通り、現地時間で7日の16時40分に到着した。飛行機から見渡すフランスは広大な平地だった。日本のような山が見えない。ああ、フランスだ! ついに上陸!
 空港で、出迎えてくださったフランス在住の長谷川さんと、一足先にフランス入りしたうみさんに会えて、ほっとした。車はたくさんの荷物で満杯になったので 私だけが助手席に乗せてもらって、まず文化協会へ行った。長谷川さんが、あちこち説明してくださる。いよいよパリの街が見えてきた時、まっすぐの道の前方真ん中に夕日が見えた。紅く、大きく、くっきりまんまるだった。

長谷川さんと文化協会に着くと、千田さんが待っていてくれた。電車で移動して、文化協会で合流することになっていたうみさんは、まだ着いていなかった。道に迷ったかな? 探しに行ったらすぐ会えそうな気がして、電動車イスに乗って通りに出ると、エッフェル塔がキラキラ輝いていた。
 千田さんによると、8時から10分間だけの特別バージョンだそうだ。偶然通りに出て、見た時間がちょうど8時だったのだ。うみさんを探しながら、セーヌ川の橋の上(パリで有名な名所がそんなに近い)まで行って、千田さんに写真を撮ってもらった。8時10分、エッフェル塔が通常のライトアップに変わったのを見て、文化協会に戻った。
 迷子になってるかも、と心配したうみさんは、とっくに着いていた。うふふ、いい口実のおかげで素敵な散歩でしたよーん。やっぱり電動車イスで動くと、自分の足でパリの街を歩いたぞ、フランスに上陸したぞ、って実感が湧く。だから出たかったのだ。

 車から荷物(書作品と書籍と書道用具、座椅子と手動車椅子など)を文化協会におろして、私は車イスを電動から、折りたためる手動に乗り換え、電動は文化協会に置いて、出張所に向かった。

 もう10時近かったと思うのだが、泊まらせていただくパリ出張所に着いた。
 所長ご夫妻に迎えていただき、所長が私の手動車椅子を押して2階の神殿に案内して下さった。エレベーターの中で、「このエレベーターに乗るのは初めてなんですよ」とおっしゃった。車イスを押すのも初めてとか。初めてとは思えないほど自然だった。ふふふ、私が出会って、関わってくださる方々は、この「初めて」が多いのだ。重度障ガイ者になって得したな。



 参拝後、一階の食堂で、ご家族とスタッフの方々をご紹介いただき、温かい煮込みうどんを頂戴した。
 その後、泊まらせていただく部屋に移動。うみさん、千田さん、青木さん、深野さんは2号館で、みのりちゃんと私は3号館だった。
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