かるさんのgooブログ <北国たより>

身近な話題を画像といっしょに・・・

摩周湖の異変 

2005-01-22 23:29:00 | インポート
道東の阿寒国立公園にある名所の一つに「摩周湖」があります。

北海道を訪れた方なら、一度は観光された場所かと思います。
そうで無い方でも、布施明が歌う「霧の摩周湖」という曲は耳にしたことがありましょう。(スナックで、マイクを独占するおじさんが得意げに唄う定番の一つになっています――ヒンシュク)

この湖、周りが高さ300mほどのカルデラ壁に囲まれ、周囲約20km、面積19.2K㎡ほどのものです。
水が流出入する河川が無いのに水位が変化しない、変った湖です(岸辺に湧き水が豊富に在るのだそうです)

ために透明度が抜群で、1931年(昭和6年)の調査で透明度41.6mの世界一でしたが、1991年(平成3年)のそれでは28.0mとなってその座を譲ってしまったようです。

摩周湖を訪れる観光客の嘆きは「霧でなにも見えないっ!!」ことでした。
第一展望台から晴れた湖の全貌を眺められるのは「ラッキーっ!!」の一言につきました。

ところが、つい最近の地元紙によれば『霧の消えた摩周湖』になってしまったとのことです。

昨‘04度の観測では、4月~11月の観光時期に霧がかからず「一日中湖が見えた日」が、観測を始めて以来最多の147日の新記録となったのだそうです。

逆に言えば「霧で見えない摩周湖」は10日に一度の割合でしかなかったことになります。
大方の観光客は大喜びだったそうですが、湖面に雲海のようにかかる霧は素晴らしく「霧の摩周湖」を見たかった!!と残念がる観光客も多く居たとのことです。

霧が少なかった理由について、釧路地方気象台では
「摩周湖の霧は、オホーッツク海高気圧から流れ込む冷たい空気が湖面で雲をつくりだすことで生じるが、昨年は太平洋側の高気圧が強かったせいで、オホーッツク海の勢力が湖周辺まで伸びきれなかったことが影響している??・・」
と言っています。

昨年、異常に多かった台風の襲来、熱暑、地震など、天変地異が「霧の摩周湖」にも異変をもたらしているようです。

美しい自然界から一転「現世」の記事に目を移してみますと、《警察の裏金・現職警官が実名で告発》とありました。
愛媛県の現職巡査部長が命を賭して「裏金は実在!!」と告発しています。

北海道警察のそれも、地震や津波の大被害の記事に隠れて鳴りを潜めた格好です。
この事、いつまでも「霧の中」に隠すことなく、昨今の摩周湖のように「カラッと晴れた真実の姿」を国民の前に現して欲しいものですが・・・・・いかがなものでしょう。



この記事についてブログを書く
« なみだと共に・・・ | トップ | 大波の意味は・・・? »

インポート」カテゴリの最新記事