動物の生態をできるだけありのままに観てもらいたいと奮闘し、廃止寸前の動物園が一躍全国区になった「旭山動物園」です。<o:p></o:p>
動物園運営には、ほとんど素人だった当時の園長や若い職員のユニークな発想と夢を追う姿はTVドラマや映画にもなりました。
「奇跡の動物園~旭山動物園物語~」≫
≪映画「旭山動物園物語・ペンギンが空をとぶ≫
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2002年のペンギン館の完成を機に、入場者がうなぎ上りに増え、2004年7,8月の月間入場者数は、ついに上野動物園を抜き日本一になったのです。
2066年の年間入場者数が200万人を達成、勢いよく2007年には300万人を突破することになりました。
全国の旅行業者が、こぞって「旭山動物園見物ツアー」を組んで客集めに奔走しました。<o:p></o:p>
為に、一時は観光バスの駐車もままならず、園内入場も長蛇の列をなすありさまとなったのです。
そんな勢いだった年から5年ほどがたちました。<o:p></o:p>
この7日の日曜日に「冬季開園」の日程が終了し、2012年の入場者数が161万人だったと発表されました。<o:p></o:p>
この数字は昨年比6.5%の減少で、これで5年連続の減少となったとのことです。<o:p></o:p>
減少の理由として
① 全国的に「旭山ブーム」の鎮静化で、関西・関東からの観光客の減少<o:p></o:p>
② 夏場の円高傾向で、国内観光客が海外観光志向となった<o:p></o:p>
それでも全国数ある動物園の中で、 ①位・上野動物園、②位・東山動物円(名古屋)、③位・旭山動物園と、その輝かしい位置を保っているのです。<o:p></o:p>
さすがに、あのピーク時の勢いを失ったとは言え、さらにゥユニークな展示方法を工夫して人々を楽しませていただきたいものと思うのです。
<画像はさっぽろ円山動物園の動物たちです>