――「弥彦神社」越後の国一の宮――
新潟市の西方に位置し、越後平野のどこからでも眺められる「弥彦山」と「角田山」は県民に親しまれています。
その弥彦山を背景に鎮座するのが「弥彦神社」です。
祭神は天照大神の曽孫神と言われる「天香山命(あめのかぐやまのみこと)」です。
その一首・・
「伊夜比古おのれ神さび 青雲たなびく日すら 小雨そぼ降る」
広大な森林と巨木に囲まれた神域は広く、本殿もなにやら神々しさを感じさせます(本殿は明治45年の大火で焼失し、大正5年に再建されたものだそうです)
弥彦神社で催される行事は多く、特に「農作物の豊作、不作のご宣託」は重要なものです。
11月初めから開催される「菊まつり」には、およそ6000鉢の菊花が展示され、近県にも鳴り響くほど人気があり、期間中は見物客であふれかえるほどです。
裏山の「弥彦山」の高さが634mあり、この数字がいま話題の「スカイツリー」の高さと同じだということから、地元の観光協会もさかんにこれを宣伝し、観光客の呼び込みに必死のようですが・・・うまく行きますかどうか?