かるさんのgooブログ <北国たより>

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“北のまほろば”をたずねて  < その一 >   

2008-10-16 19:59:00 | インポート
[ 倭は 国のまほろば 
  たたなづく 青垣
  山隠れる 倭しうるはし ]

とは、伝説の英雄「日本武尊」が死に臨んで、その故郷を恋い慕いながらよびかけた詞だそうです。

亡き司馬遼太郎さんが、取材で青森県を歩きながら
「今を去る一万年前から二千年前、こんにち縄文の世と言われている先史時代、このあたりはあるいは“北のまほろば”というべき地だったのではないか」
という思いを深めたとのことです。

“まほろば”の意は「そこは、まろやかな盆地で、まわりが山波にかこまれ、物成りがよく気持ちのいい野」と氏は解釈しています。

{北海道・北東北の縄文遺跡群}は、2007年12月に関係自治体によって、世界遺産国内暫定リストへの登録が申請されました。

つい最近の報道では、残念ながら種々の条件がつき、わが国としての世界遺産への申請はまだまだ先の話になるようです。

この{北海道・北東北縄文遺跡群}のなかでも白眉は、青森市内にある「三内丸山遺跡」でしょう。

江戸時代初期からすでに知られていたこの遺跡は、ここ数年の本格的な発掘で驚異的な「遺跡、遺物」が出土し、いままでの「縄文時代の認識、学説」を覆すほどのものとなりました。

つい数日前、あこがれのこの地を訪れてきました。きょうの雑記はその旅の感想みたいなものになりました。(続く)