かるさんのgooブログ <北国たより>

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この国の異常な日々

2008-06-11 18:42:00 | インポート

書くだにオゾマシイ事件です。
8日、日曜のホコ天で起こった「秋葉原通り魔事件」のことです。

7名に及ぶ人々が突然暴漢に襲われ尊い命を失いました。また多くの人々が重軽傷を負ったようです。

事件発生から3日経ち、犯行の経緯が少しずつ明らかになってきています。
それら報道による犯人の言い分、主張を聞くにつけ「どこか遠い宇宙から来た生物」の話しのように聞こえてきます。

ちかごろこの国でやたらに起きる「殺人、放火、強盗、etc.」の凶悪犯罪は、いったいどうしたことなのでしょうか。

事件のたびに、と言うより毎日のように識者がそれらしい解説をしていますが、事件の沈静化はおろか、解決の糸口さえ見つかっていません。

資本主義社会(弱肉強食)の行き着くところとか、教育の不足とか、宗教心の欠如、道徳心の欠如、為政者への反感、厳罰主義への回帰・・・などなど話しだけが空回りしています。

間違いなく始まっているこの国の滅びの方向、それから己個人を守る手立てはありません。

地上を歩き回らず、電車やホコ天へは近づかず、ひたすら「地下壕」に閉じこもって生きる以外「運が悪かった・・・」状況から逃れられない昨今です。

それにしても今回に限らず、被害に遭われた人々の無念さ、それ以上に遺族の方々の悲しみと憤りに涙が出ます。

昨夜、加害者の両親が報道陣の前に出てこられました。
これがなんとも日本的で、成人になったわが子が起こした事件に、泣き崩れる母親の姿を正視することができません。

「このような凶悪な犯罪が、二度と起こらないように・・・」などと言った、ありきたりの言葉すら虚しく感じるこの種の事件の連続に呆然とします。

鎮魂の花一輪

photo by karusan