かるさんのgooブログ <北国たより>

身近な話題を画像といっしょに・・・

涙そうそう・・.・・

2007-12-20 20:52:00 | インポート

歌手の森山良子さんが、若くして亡くなったお兄さんを偲んで作った詩に、BEGINが作曲したのが「涙そうそう」という歌だそうです。
夏川りみさんや森山さん、BEGINも唄ってヒットしました。

「涙そうそう」とは、涙がとめども無く流れる・・・という沖縄の方言とのこと。

いま、涙がポロポロ流れるニュースが続いています。

「佐世保フィットネスジム、猟銃射殺事件」の被害者のことを思うと涙が出ます。

突然の凶行に抗すすべも無く、子どもたちを守ろうとしながら凶弾に倒れた女性インストラクターの健気さと無念さに涙します。

幼いころからその時まで、犯人を親友として付き合ってきた男性の被害者の思いにも涙します。
どうして? なぜお前がっ??? と思い巡らす間もなく凶弾を浴びた被害者の、驚愕の顔を想像すると涙がこぼれます。

薬害肝炎訴訟の原告団(被害者)の皆さんの、努力と無念さに涙します。

この肝炎感染の責任は、誰がなんと言おうとも100%製薬会社と国家にあります。

原告団はこれまでに判明した被害者も、これから判明して来るだろう被害者も、投薬の時期などに条件を付けず、無条件に平等に救済せよ!! と至極当然なことを言ってるだけなのです。

裁判所の和解案も、現在の法制度上では精一杯のところであろうし、政府が法の枠からはみ出し、膨大な保障費を懸念する事も判らんではありません。

判らんではありませんが、何の落ち度も無く「命を奪われ、奪われつつあり、奪われるかもしれない・・・」人々の願いを、無条件で受け入れ救うことこそ本当の政治だろうと、
・・・それこそ無条件でそう思いながら「涙そうそう」になるのです。

佐世保の事件の「銃の所有」についての法律の足りなさ加減、「薬害事件被害者への救済」に関する法律の不可解なところ・・・この国はいつも「事件が起こり、人の命が失われない限り」ものごとを解決しようという機運が出てきません。

薬害問題では、ついこの間「HIV感染」であれほど大きな犠牲者がでているのです。

銃砲の所有保持について、不法・適法に限らず死亡事件が多発しているのです。

無理に無理を重ねて「海上給油延長」の法律を通そうとするそれ以前に、国民にとってもっと大事な法律を論議して欲しいものだっ!!と・・・

犠牲者、被害者への同情の涙を流す前に、激しく「怒りの涙」をポロポロと流したいと思うこの頃ではあります。