最近の僕の見積りの手順を記します。
特に目新しいことはありませんが、もしかしたら役に立つ人もいるかもということで。
1.ヒアリングの議事録、メモ、資料などを元に、要求、懸案、注意点を中心にマインドマップに落とし込む。精度、粒度にはあまり拘らず、スピーディーに行う。
2.1で作ったマインドマップから要求を整理する。平行して、懸案を抽出して整理する。
3.要求仕様にかかわる懸案は(許される状況であれば)即時、顧客や営業・企画担当に問い合わせておく
4.要求から、要求仕様を導出する(先方が要求仕様を出してきている場合も、大抵その精度、粒度は不充分なので、精査して整理しなおす)。この際、3で問い合わせ中の懸案の回答によって要求仕様が影響を受ける箇所には※などで注釈をつけておき、回答を得次第修正を施せるようにしておく。
5.3の回答が返ってきたら、その回答をもとに要求仕様を修正し、顧客に要求仕様のレビューを依頼する。ただし、スケジュール優先の場合は3の回答を待たずに4の段階で想定仕様でレビューを依頼してしまう。
6.要求仕様がある程度固まったら、仕様単位にタスクを洗い出す
7.紙上に円を書き、円を3分割して、それぞれにM、V、Cと書く。M、V、CはModel、View、Controlの略で、データ操作系のタスクがM、表示系のタスクがV、画面遷移や制御構造関係のタスクがCに配置される。
8.7の円上に6で導出したタスクを配置してゆく。各タスクはM、V、C領域にまたがってもかまわない
9.8の結果からタスク間にまたがる共通タスクを導出してゆく。
10.全タスクをリストして、各タスクに関してサイズを見積もる
11.10で導出した開発工数(サイズ見積り)に対して、ある比率で設計、検査、デバッグ工数を導出する。案件の特性にあわせて多少重み付けをして調節する。比率は組織の体制、選択するプロセスによって異なるが、開発工数が全体の1/2を上回ることは決して起こりえないことに注意する。
12.案件によっては、サーバ構築費、ホスティング費、運用費、ドキュメント工数(マニュアル等)を追加する。死活監視等が必要な場合もあるので留意する。
13.(可能であれば)社内の他スタッフにレビューしてもらう。人に説明するだけでも結構違う。
こんな感じ。日々、調整してます。
特に目新しいことはありませんが、もしかしたら役に立つ人もいるかもということで。
1.ヒアリングの議事録、メモ、資料などを元に、要求、懸案、注意点を中心にマインドマップに落とし込む。精度、粒度にはあまり拘らず、スピーディーに行う。
2.1で作ったマインドマップから要求を整理する。平行して、懸案を抽出して整理する。
3.要求仕様にかかわる懸案は(許される状況であれば)即時、顧客や営業・企画担当に問い合わせておく
4.要求から、要求仕様を導出する(先方が要求仕様を出してきている場合も、大抵その精度、粒度は不充分なので、精査して整理しなおす)。この際、3で問い合わせ中の懸案の回答によって要求仕様が影響を受ける箇所には※などで注釈をつけておき、回答を得次第修正を施せるようにしておく。
5.3の回答が返ってきたら、その回答をもとに要求仕様を修正し、顧客に要求仕様のレビューを依頼する。ただし、スケジュール優先の場合は3の回答を待たずに4の段階で想定仕様でレビューを依頼してしまう。
6.要求仕様がある程度固まったら、仕様単位にタスクを洗い出す
7.紙上に円を書き、円を3分割して、それぞれにM、V、Cと書く。M、V、CはModel、View、Controlの略で、データ操作系のタスクがM、表示系のタスクがV、画面遷移や制御構造関係のタスクがCに配置される。
8.7の円上に6で導出したタスクを配置してゆく。各タスクはM、V、C領域にまたがってもかまわない
9.8の結果からタスク間にまたがる共通タスクを導出してゆく。
10.全タスクをリストして、各タスクに関してサイズを見積もる
11.10で導出した開発工数(サイズ見積り)に対して、ある比率で設計、検査、デバッグ工数を導出する。案件の特性にあわせて多少重み付けをして調節する。比率は組織の体制、選択するプロセスによって異なるが、開発工数が全体の1/2を上回ることは決して起こりえないことに注意する。
12.案件によっては、サーバ構築費、ホスティング費、運用費、ドキュメント工数(マニュアル等)を追加する。死活監視等が必要な場合もあるので留意する。
13.(可能であれば)社内の他スタッフにレビューしてもらう。人に説明するだけでも結構違う。
こんな感じ。日々、調整してます。