ゆるゆるらいふ

とりあえず、今日も一日機嫌よく・・・

【観劇メモ】ABKAI ~えびかい~

2013年08月07日 | 歌舞伎


時間が遅いので、ほとんど参加することのない、戯曲セミナー後の飲み会に、
たまたま参加したこの日、劇作家協会スタッフの方に1通のメールが入る。

市川海老蔵さんの公演のお手伝いをしてくださる方を募集しているとのこと。
1日でもいいけれど、2日以上出てくれたら、報酬の代わりに公演のチケットをくださるですって
希望する方に、このメールを転送します・・・

公演は市川海老蔵さんの自主公演「ABKAI(えびかい)」

どうしよう・・・
ほとんど参加したことのない飲み会で・・・でも・・・
「はい
と手を挙げてしまう私・・・

他に3名ほど手を挙げて、その夜、さっそくメールが届く。

取りまとめてくださるのは、先日観劇させていただいた、「てがみ座」を主宰する長田さん。

すぐにシフト表が送られてきて、8月5、6日の昼の部のお手伝いをすることに。

年齢を聞かれなかったことに一抹の不安を抱きながら、
当日、約束の時間に渋谷のシアターコクーンへ。

スタッフTシャツいただきました
これを着用して販売します。



この日の演目の花咲じいさんがモチーフ。
もちろん、こちらも販売いたしております・・・

この日、開演前、休憩時間、終演後とお手伝いをして、合間に観劇させていただく。

1階の一番後ろの席とはいえ、ほぼ真ん中の通路側。
席種は一等席
いいのかしら・・・

この日の演目は
一幕目が歌舞伎十八番のひとつ「蛇柳(じゃやなぎ)」
主人公の丹波の助太郎と蛇柳の精魂、そして最後の方にでてくる金剛丸照忠を海老蔵さん。

助太郎の狂乱を封じ込める高野山の僧 定賢を演じるのは片岡愛之助さん。

こちらは、いかにも歌舞伎って感じの、舞踏劇。
あでやかで、迫力がある。

恥ずかしながら、歌舞伎はあまりわからないので、詳しいことは言えない上に、
今回の公演にはイヤホンガイドが無いので、何を言ってるかはよくわからないけれど、
美しく、艶やかな舞台には目を見張るものがあり、引き込まれる

二幕目は
「疾風如白狗怒涛之花咲翁物語(はやてのごときしろいぬどどうのはなさきおきなものがたり)」
ご存じ、花咲かじいさんだ
演出は宮本亜門さん。

私たちがよく知る花咲かじいさんより、もっと社会風刺が強い、ちょっぴり大人のお話し。
とはいえ、口調や舞踏は歌舞伎のそれだけれど、今の口語で台詞を言うので、おそらくは子供でもよくわかりそう。

ここでの海老蔵さんはなんと犬のシロ
まさかの顔だけが出た犬の着ぐるみで登場。

それと、悪いおじいさんの二役だ

いいおじいさんは片岡愛之助さん。
一幕の眼力するどい高僧とはうってかわって、人のいいやさしいおじいさん。

舞台セットも一幕の豪華なものとは違い、
絵本のような素朴で、やさしい感じで、学芸会を彷彿とさせる・・・

随所に笑いをちりばめ、舞踏の部分では手拍子がおこるなど、
ちょっと歌舞伎とは思えない気軽が感じで、楽しい演目だった

なんだか申し訳ないのでカーテンコールは見ずに、売り場に飛んで帰る。

売り場の責任者の若い女性は「見てきてよかったのに~」と言ってくださったが・・・

翌日は、成田屋貸切公演だったので、成田からバスでお客さんが到着。

前日はそれほど忙しくなかったが、こちらの皆さんはとにかくお土産それもおせんべいを
たくさん買っていかれる。

前日のおせんべいの売り上げは50個程度だったが、この日は200個も

貸切公演恐るべし

この日はご挨拶のために、奥様の小林麻央さんもロビーにいらっしゃった。

お顔がびっくりするほど小さく、思ったより背が高くてらっしゃる。
グリーンがかったお着物がよくお似合い

思わぬところから思わぬ経験をさせていただくことになり、
とても楽しい不思議な2日間をすごさせていただいた。

関係者のみなさん、ありがとうございました












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