ゆるゆるらいふ

とりあえず、今日も一日機嫌よく・・・

酒と涙とジキルとハイド

2014年04月21日 | 演劇

久しぶりに、舞台を観て気持ちよく笑った笑った

三谷幸喜さんの「正しいコメディ」って感じがする

そう、ドリフターズやバカ殿に通じる、次がどうなるかわかるのに笑っちゃうっていうあのばかばかしさ


タイトルの通り、主人公はジキル博士。

人間の人格の善と悪を分離させるという世紀の大発明をやってのけた、はずだった・・・

という、このジキル博士を演じるのは、ラブリンこと片岡愛之助さん。

冷静で、事の成り行きを静観し、ときどき混ぜ返す助手プールに、迫田孝也さん。

ジキル博士の恩師の娘で婚約者のイヴに優香さん。

博士に雇われた売れない役者ビクターに藤井隆さん。


学会での薬についての発表を明日に控え、準備に追われている研究室の中で繰り広げられるドタバタ・・・。

実際には効き目がないこの薬のことをなんとかごまかそうと、
自分の悪の部分を売れない役者に演じさせようともくろむジキル博士。

ビクターに同じ服を着せて、善の自分が薬を飲んで衝立の後ろに入り込んだら、
悪の人格になって飛び出すよう指示し、何度も練習を繰り返す。

愛之助さんの生真面目な感じと、おどおどしながら突然はじける藤井さんのコンビが絶妙で、
展開がわかっていても、あまりのくだらなさに爆笑してしまう

藤井さんの動きも間もさすが吉本って感じで、ホントにお上手

薬は効く、という暗示にかかった優香さん演じるイヴの、淑女から悪女への変貌ぶりがこれまたお見事

淑女のはずの優香さんが、実はちょっとみだらな欲望をもっている、という伏線がちょこちょことはられていたので、
面白さが何倍にも膨れ上がる

志村けんさんとのバカ殿のときのはじけっぷりが健在。
あそこまではじけてくれると観ていてホントに気持ちがいい

イヴに促され、薬を飲んだ博士が、半澤直樹でおなじみのオネェに変貌するのも見逃せない。

ずっとクールに見守る助手のプールの冷静な一言がまたおかしい。
グダグダになってる皆を、確信犯的に茶化しながらよりグダグダにしようと引っ張っていく。

途中、「200回は、成功しました」とか「実験ノートもあります」とか
旬の小保方さんネタをはさむのも忘れないサービスぶり・・・

季節の変わり目で、なんとなく疲れ気味の今日この頃。

大笑いしてすっきりさせていただきました


この月末は、鶴瓶噺で、再度大笑いしてきます











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