ゆるゆるらいふ

とりあえず、今日も一日機嫌よく・・・

Balladな男たち

2013年09月30日 | コンサート
一度「雅楽」を聞いてみたいと思っていたので、
「東儀秀樹」と言う名前のコンサートチケットを思わず購入。

その隣に「古澤巌」っていうお名前が書いてあったのを、なんとなくスルーしてしまった・・・

この日は朝から、息子の高校の文化祭に行ったりして、夕方にはそこそこ疲れていたので、
「寝ちゃうかも」と、心配して出かけて行ったのだけれど・・・

篳篥(ヒチリキ)っていう細くて小さな雅楽器を手に洗われた東儀さんが演奏し始めたのは
「アメイジング・グレイス」

何とも言えない荘厳な音色はとても神秘的

いきなりの迫力にドギモを抜かれて、眠気なんて吹っ飛んでしまった

古澤さんの優しいバイオリンの響きとぴったり合って、心が洗われる・・・

続いてエリック・クランプトンの「ティアーズ・イン・ヘブン」というバラード。

葉加瀬太郎さんが古澤さんのために作ったという
「Histry of the Future」は、いかにも葉加瀬さんっぽい

エルタンゴ・ド・ロクサーヌ、涙の流れるままに、と続いたところで

アコーディオンのcobaさん登場

「おしゃれカンケイ」の16小節のラブソングコーナーでおなじみの「過ぎ去りし永遠の日々」
に続いて「SARA」

聴いたことあるな~って曲が続くとなんだかうれしい

「ショーロ・インディゴ」「黒い瞳」

そして、レ・ミゼラブルの「夢やぶれて」

ヒチリキの切ない音色がく~っと心にしみる。

ここで第1部が終了

眠くなる暇なんてない


この日、お付き合いしてくれたのは、8月に一緒にバレエを観た友人。

会場はその時と同じ、渋谷オーチャードホール。

その時と同じロビーのカウンターでコーヒーを飲んでちょっと休憩したら、第2部のはじまり。


席について、暗くなったら、通路から笙の音色が・・・
宮中とか神社で流れてる、いかにもって感じの雅楽。

東儀さんが平安時代の貴族の普段着だという「狩衣」に身を包み、笙を掲げるように奏でながら
通路を練り歩き、そのまま舞台へ。

と、舞台のソデから、同じく狩衣姿の古澤さんがバイオリンをもって登場

大爆笑だ

ヒチリキと二胡のために東儀さんが作曲したという「午後の汀」を二人で演奏。

あの姿でバイオリンってなんだかかわいい
しかも、とってもお似合い

そのまま、「龍神伝説」という宮崎県日向大御神社奉納曲(古澤さんの作曲)を演奏したら、cobaさんにバトンタッチ

「嵐を呼ぶ男」っていう昔の映画のタイトルみたいな曲をcobaさんが演奏しているあいだに着替えたお二人は
ビートルズの「イエスタディ」をしっとりと奏でる。

「ひばり」という曲に続いて、「マイ・フェイバリット・シングス」

そうだ、京都へいこう!のあの曲だ

そして「to the moon ~月に向かえ~」から
「リベラル・タンゴ」でまさかのスタンディング

静かな雅楽のつもりが、びっくりの展開
ちょっと予習がたりませんでした

スタンディングオベーションからのアンコールは

ジャズナンバー「as time gose by」

そしてホントの最後はビートルズの「Hey Jude」

なんか歌いそうだな~と思ってたら東儀さんたらホントに歌っちゃった

才能のある人は歌までお上手

3人とも今年54歳になるとおっしゃっていたけれど、おしゃれで、パワフル

オジサマたち、素敵でした

予想とは全然違ったけれど、ほんとに素敵な演奏だった

ここのところ、ちょっと気持ちが沈みがちだったので、癒されました

来年も絶対行きます



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする