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管理人「てぃんがーら」が沖縄のニュースを斬る!

自衛隊配備「検討を開始」 浜田氏、与那国の重要性強調

2009年07月09日 | Weblog
 初来県中の浜田靖一防衛相は8日午前、現役防衛相として初めて与那国町を訪問し、外間守吉町長から自衛隊配備の要請を受けた。町長によると、防衛相は要請に対し「私が来たことが答えだ」と述べた。同発言の真意について浜田氏は同日午後の記者会見で「大変重要な島への意思表示として考えているということで、検討を開始するという意味だ」と述べ、与那国町への自衛隊配備の検討に着手する意向を示した。
 空港前では、住民約10人がプラカードを持って誘致反対の意思を訴えた。(2009年7月8日琉球新報朝刊1面)

 南西諸島は中国の潜水艦が出没したり、台湾の漁船が領海内で操業するなど領海侵犯が多発しています。その国境警備に当たる自衛隊は那覇に基地があり、有事の際は那覇から500キロ離れた与那国まで出動するのです。
 そこで、国防上からも与那国に自衛隊を駐屯させようというもので、与那国町も経済的効果が期待できると誘致に前向きです。しかしながら住民の意識として自衛隊の基地には反対で抗議活動を続けています。

 国防という国全体の観点からは、与那国に自衛隊を配備することは重要であると思います。島だけの問題でなく、国を守るという日本の問題だからです。
 
「しまちゃび」という言葉があります。離島苦という意味の方言です。福祉や医療、教育、福祉などの面で、離島の人々は多くの苦労をしています。しかし、国防という面から考えると住民が住んでくれているということは大きな意味があります。住民が居なければ尖閣諸島や竹島になってしまいます。
 
 そこで国防という観点から、自衛隊を配備するならば、「しまちゃび」を解消する方法を実行すれば住民も納得すると思いますし、国策として推進するべき課題です。私は最大の離島苦は、交通だと考えています。たとえば離島に橋が架かるだけで、かなりの離島苦が解消されます。
 南海の孤島に橋を架けるのは不可能ですから、日本の国防のため自衛隊置く最低条件として、隣町に行く交通費は全国同等にしてはいかがでしょうか。

 このブログをごらんになられている皆様が隣の町まで行かれるのにいくら掛かっていますか?バス、鉄道、タクシーなどの交通機関を使用したらいくらでしょうか?
 島民がその金額と同じ金額で、隣の石垣市まで行けるのであれば、これは住民の離島苦は無くなりますし、国防にも非常に有効な手段です。
 
 国防は日本国民全員が恩恵を受けることですから、基地を抱える離島に対しては日本全体が支援するべきです。そうすれば、島を挙げて自衛隊を受け入れることができると思うのですが。
 

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