犬がおるので。

老犬から子犬まで。犬の面倒をみる暮らし。

おはよう、おれこ。

2011年12月02日 | おせわがかり日誌

「あらおかあさん、おきたのね」

朝起きると、すぐそばには犬がいる。




「ゆうべは、さむかったね」

おれこはとってもあったかい。

猫と暮らしていたときも、猫と寝ることはあった。

しかし、猫は気まぐれで朝までずっと一緒には寝てくれなかった。

一緒に寝ていて、気に食わないことがあると、斬鉄剣がキラリだ。

朝、おきて鏡を見ると、晩にはなかった「三日月疵」が鼻の頭にあったりもする。

だけど犬はそういうことはしない。

いや、もしかしたらそういうことをする犬もいるのかもしれない。

だが、おれこはしない。

お布団の中の、足元のほうでまるまってたり、

こちらの腕の中にすっぽり入って、腕枕をしたり、

枕に頭を並べて寝たりもするのだ。

こういうの、犬とするとは思わなかったなー。



「もうふ、すき」

猫もふかふかとあたたかく、きもちいい。

すべての犬がそうだとは限らないけれど、おれこもなんだか猫のよう。

やわらかくて、あたたかくて、ふかふかしている。

冬毛到来らしい。

うちに来たばかりのときは、ごわっとした夏毛だったのにねー。

いつのまにか、抜け替わってきているのね。

そら、家中に毛をまきちらすだけのことはあるわ。
 
おれこ人形ができそうなほどに。

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