とりとりとり。

2013-02-23 12:28:04 | つぶやきもどきの気まぐれな近況
事の起こりは「7個298円也のネーブルオレンジを購入したことだった。
余裕で食べきれると思っていたのに、数日後、残った三個がシワシワに。
包丁で二つに割ると、中央が既に黒ずんでいて、カビっぽい感じに食べるのにも躊躇する。かといって、せっかくお買い得で買ったのに、みすみす捨てるのもなんか悔しい。だって、それじゃ割高じゃん……。

そんな時、ふと、それを思い出したのだ。
たしか、メジロってみかん好き。

うろ覚えの雑学だったが、ミカンじゃなくてもいけるかも?
試しに、二つ割のオレンジに焼き鳥の串をぶっ刺して、ベランダの手すりにかけたプランターの、ボリジが植わった隅っこに(というか苺がメインだがすっかり葉っぱの下に埋没……。ちなみに、これらは「これってペアレントプランツすよ?」てな店の戦略ポップにのせられて買った。おもしろそうだったから)置いてみた。

三日経過。が、異状なし。
オレンジは当然しわしわのカラっカラ。なんだダメじゃん。こないじゃん。
でも、面倒なんで、そのまま放置。

すると、更に数日が経った頃、

なんか、ベランダから鳥の声……?
そっとカーテン開けて覗いてみると、プランターのオレンジに緑の小鳥が?
メジロなのであった。
へえ~。本当にくるんだ~。人家にも。公園のそばの立地がいいのかも(=うちの近くの公園に梅の木が何本かある)。

やー。めんこいめんこい、と観察を続けるうちに、面白い習性に気がついた。
メジロは必ず、つがいで来る。喧嘩もせずに、きちんと順番を守って、オレンジに頭を突っ込んでいる。くぅー、なんてめんこい♪
ぬくぬくあったかお家の中から、思わぬ快適バードウォッチング。
まあ、それもこれも、我が家のしなびたオレンジがなくなるまでの付き合いだけどね。袖振り合うも多生の縁。冬は虫(えさ)もいないしね。

というわけで、廃棄品の処分もかねて、どんどん鳥にやっていた。
メジロ、大そう愛らしい。

その内、さりげなくチラ見しながら、甲高い声で鳴くように。
もしかして新しいの出せって催促してる?

そんなこんなのある日のこと、
いつものように、ほけっとしながら眺めたら、なんと、手すりに、大きな鳥が!?
新顔だ。全長推定30センチ。茶灰色の羽、凛々しい黒くちばし。カラスほど大きくないが、ずっしり確かな存在感。なんだこいつは何者だ?

調べてみると「ひなどり」だった。
へー。これがひなどり……。

洗濯竿をかける用手すりを、たくましい足でぐわしっとつかみ、せわしなく小首をかしげては警戒し、プランターのオレンジを長いくちばしで啄ばんでいる。へー。こんな大きいのも好きなんだオレンジ……。
つか、メジロちゃんたち追い払った?お前。

まあ、いいか、と鳥の世界の勢力争いは部外者なんで放置して、それから更にあくる日のこと。
窓からベランダをふと見ると、でかい鳥が手すりに二つ!?
ひなどりふえてる……。

二羽のうち若干小振りの一羽ばっかプランターのオレンジを啄ばんでいる。
大きい方は、ベランダの手すりにじいっと停まって食おうとしない。もしや、これって番をしてやっている? 小振りの方、雛って感じでもないけどな。よく見れば、大きい方、なにやらそこはかとなく得意げな顔だ。もしかして、あんた、

彼女つれてきた?

これって彼女のご機嫌とり?
つまりデートの一環なのか? 

鳥の世界も大変だな (^。^;)
我が家は即席グルメコース。



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