GO FOR IT!

何かに向けて走ってます。 旅するランナーです。
NYでエナジーチャージし、HAWAIIでリセットしてます。

奥多摩の伝統と春とホスピタリティ~青梅マラソン30KMロードレース~ レース当日

2011-02-22 | RACE

朝7時に起床。おにぎりとお味噌汁とバナナを用意してくれたはうでぃ。ありがとう。ランナーは何がいいか調べてくれたんだって。愛娘のNちゃん、せっかくの休みを朝起こしてごめんね。

そして8時過ぎに家を出て電車に乗る。会場までは40分余り。電車は乗り込んだ時は空いていてちゃんと座れた。
ずっと眠っていたので駅についた時目が覚めたらランナーだらけでびっくりexclamation ×2
会場の河辺(かわべと思ってたらはうでぃにかべって訂正されたあせあせ(飛び散る汗))駅は青梅マラソン歓迎一色モード。
それも手慣れた感じ。街のみんなの一大イベント、体育祭みたいな感じ?(笑)
小学校のグラウンドで受付をし、体育館へぞろぞろ向かう。人がどんどん増えてく。それでも初めての場所ということもあり、早めの行動が幸いしたかストレスは全く感じず。

(後で聞くと私のついた直後は中央線がトラブルで止まり、遅れていたと。受付時間が延長されスタートぎりぎりに大勢のランナーが駆け込んできたと。巻き込まれてたら焦ってたろうなあせあせ(飛び散る汗)

ゆっくり準備を始める。ふと体育館の中のアシックスのブースを眺めてると、コンプレッションパンツを貸してくれるとのこと。
年末、チームの先輩トレランの達人Jyさんがお勧めしてくれたやつだ。勝負レースでもないから、せっかくだからお試ししてみよう。
というわけで、急遽ウェアのマイナーチェンジ。試すことなくいきなりレースにぶっつけ。さあどうなるやらわーい(嬉しい顔)

ジョグをしようと外に出る。すごい人になってた。気温は8℃。悪くない。風も弱い。

スタート地点を確認しに行ったら、帰ってくるだけで10分近く かかった。さすがのマンモス大会。
その中で私のスタートブロックはは最前列のすぐ後ろ。スタートロスはなさそうだ。
5分前にスタート地点に到着。本当なら白鵬がスターターだったのに、一連のゴタゴタで市長だったのが残念右斜め下

いざスタート。スタートロスは15秒。参加者1万人以上の大会での15秒は素晴らしい手(チョキ)グッド(上向き矢印)
コースはウワサ通り結構狭いのでが、早めのスタートが 幸いしてなんとかストレスなく走れる。が、後ろから男性ランナーがどんどん攻めてくるのが怖い(笑)

青梅のコースは15kmを往復。
15km は基本上り基調。15kmで80mほど上る、そこそこタフなコース。小さい上りが小刻みに続くが、小さい下りもあるので気分転換にはなる。
狭い上にランナーが多く、周りのリズムを貰おうにも誰についていけばいいかわからない;;
その上初めてのコース、無理して走ると潰れるし、それよりずっと続いている座骨神経の圧迫によるものなのか腰痛で身体が重い。

抑え気味に入る。キロ5弱くらい。さらにどんどん抜かれていく。このままペース上がらないままなら、、、キツイなあげっそり今日のレース、先が思い遣られる。

まあ、タイムを目指すつもりより青梅を楽しもうと決めていたのでずっと周りの風景を見ながら走る。
切れない応援、沿道の方との距離が近いので、表情がどんどん伝わってくる。
私設エイドがとにかく多い!公式のエイドか私設かわからなくなるくらい、ずっとエイドが続いているような錯覚。いきなりスタート早々にレモンを渡 されたあせあせ(飛び散る汗)

そして青梅の名の通り、あちらこちらで梅が咲き誇っている。とても奇麗。道が狭くなり、小刻みな上りが続いてく。何回上るんだろう?最初の方は指 折り数えていたわーい(嬉しい顔)
多摩川沿いにどんどん上がって行く。奥多摩の山には残雪が。ここが東京なのか。。。。 美しい。

ウワサ通り風光明媚なコースに感心。(といいながら先々週の和歌山の梅の里、口熊野の後なので正直なところ感激は少し薄れ気味だったのだがあせあせ(飛び散る汗)

感激はともかく、ここは「東 京」なんだよね。すごいねえ。実感が湧かない。

上りはとにかく続いてくが、少しだけペースがあがってきた。上りをあんまり気にならず走れるようになってきた。
道は狭くも、非常に手が入った非常に整備された走りやすい道。時折向かい道に広がりそうになるも、絶妙に交通整理する青梅陸連の走路員サン達の誘 導もカンペキ。さすが伝統ある由緒ある大会。
マネージメントは素晴らしい!走ることにも集中できる。

10km~15kmまでの5kmでの60mの上りもキロ5を切って走りきれる。この辺の折り返しから有名選手が沢山通りすぎて行く。なんか豪華。
そして折り返し手前できっちりジェルを補給。調子いいのに慢心して何もエイドを摂らず撃沈した防府の学習。今日はレースであり、ボストンへのト レーニングなのだ。

さてと走る人
こ こ か ら ギ ア い れ て き ま し ょ かパンチダッシュ(走り出す様)

往路上ってるときそんなキツイと思ってなかったが、いざ下り始めると、、、ここまで上ってたのかあ!と思うくらいすごい勢いで下リ始める。

一気にペースが 上がったグッド(上向き矢印)坂道下り走を思 い出す。ここからはある程度それなりの集団走ぽく走れるようになってきた。

ただ集団走で両端囲まれたのは、
片方は全身着ぐるみウサギ猫、片方はメイドの仮装した男性ランナー。

その真ん中 で、形相険しく必死で走るワタクシというおマヌケたらーっ(汗)
でもその写真欲しい!わーい(嬉しい顔)

青梅の数多い仮装ランナーは、とにかく速いexclamation ×2
ここは関西と大きな違いあせあせ(飛び散る汗)どんどん加速 して一気に下る。
周り女子はほとんど居ない。

#女子は実業団や学生レベルのめちゃ速い女の子と私以下の女子でタイム差が極端に分かれるあせあせ(飛び散る汗)

さらにどんどん攻めて行く。気温はこの辺で10℃。微風だったからかなりいい条件、しかし少し向かい風になってきたけど気にならない。攻めに入っ た からか。
とにかく楽しく、前を攻める!腰の痛みはどっかに消えていた。

20-25kmはまた上り20mくらいだったけど、タイムはさほど 沈まず。ずっとウサギの背中を追いかけるダッシュ(走り出す様)・・・が最後は置いてかれたたらーっ(汗)

そしてラスト5km。最後の下り、ここからもう怖いものはない。たった5km。気持ちはトラック5000m、ペースをさらにあげた。市内の応援は 凄まじい。
沿道の距離表示は後○kmと、毎キロ表示はカウントダウンに変わってきた。これは心に気合いをチャージしてくれた。

最後の直線、長い、長い。すっかり楽しむ体勢はいずこやら。闘う体勢に変わってた。
最後の曲がり角で、サングラス外して右腕をあげる。

電光掲示板は2:25:5*を示す。


よっしゃー!なんとか25分台に入るぞ!!と最後ダッシュした!!自分では、確信が大きかった。

しかし。自宅に帰ってから確認すると・・・

<公式>
15km 1:14:20(51位)
20km 1:37:57(51位)
25km 2:02:22(48位)
ゴール 2:26:00

残念・・・・バッド(下向き矢印)>< がっか り。

手元時計

0-5km 24:50(Ave4:58)
6-10km 24:27(Ave4:53)
11-15km 24:48(Ave4:57)
16-20km 23:34(Ave4:42)
21-25km 24:24(Ave4:52)
26-30km 23:40(Ave4:44)
02:25:43 (Ave4:51)

とはいえ、内容は十分かと。最後まで全く沈まず奇麗なラップを刻めた。座骨の神経痛のような腰の痛みは、身体のバランスがとれたのかどっかに消え た手(チョキ)
アディゼロはいい仕事するけど、これ以上の距離は、どうなのかな。口熊野同様後半、脚が何度も攣りかけた。ちょっとこれから吟味要。
アシックスの借り物のロングパンツ。脚さばきが美しく、疲労が軽減された感がありかなり良し。買いモード一杯。

とにかく楽しい30kmを走れてここまで来てよかった。



青梅の素晴らしいコース、コース運営、熱い沿道の応援、青梅の皆さんのこの大会を支えてきた熱い思い。マナーのいいランナー。さすがの伝統の大会 だ。
運営に対してストレスが無いことに感動すら覚えた。彼らのホスピタリティは、すっかり文化のようだ。

我が地元ではなかなかこのようにバランスのいい大会にはまだまだ出会うことができない。これからだ。
(実際自分が偏見なのかと思ってたが、今回同様に参加された関西の方のネット上のコメントに全く同じ感想を見つけることができた)

以前にも思ったが、ランニングは関東ではすっかり文化だ。また、いい大会に出会えたことにランナーとして幸せを感じた。
東京マラソンにも負けずとも劣らない!
(もしかして青梅のほうが私好みかもしれない)

関東のランナーさん、またこれからもこの大会を大切にしてくださいね。
関西のランナーは、30kmにわざわざ遠征とは・・・と周りは無関心たらーっ(汗)
関心が少ないことにもっと良さを伝えたい。
30kはフルのように奥が深いことはないけれど、大胆に思いきって自分らしく走れる。楽しさではピカイチのロードレースなのかも。

体育館に戻り、ボランティアの方々に挨拶。ありがとうございました。

渋滞を避けるため、早めに会場を出て青梅から真っすぐ東京まで1時間余乗り換え無しで電車に乗る。
大混雑で立って帰ることになったが、奇跡的にも河辺駅の次で前の人が降りてくれた。おかげで座って帰れた。ラッ キーるんるん

東京についたらまだ外は明るく暖かい。青梅でバタバタしてできなかったダウンジョグと、見学を兼ねて東京駅に荷物を置き、皇居を目指し、1周。
ゆーっくり、来週の東京マラソンへの仕上げランナーにどんどん抜かれながら、パワーを貰う。みんな頑張ってね。

東京はもうすっかり東京マラソンのモードで溢れまくってた。3年振りの応援に回る今年はちょっぴりうらやましい。
今週末の天気予報を見ると去年の氷雨の4℃の天候を思い出し、ため息が出る私。性格悪いなあ、私たらーっ(汗)

今回の青梅の遠征。東京マラソンは出ることは叶わなかったものの、ボストンへのヒントを沢山見つけることができた。
口熊野から青梅へと、途中まだまだいろんな挫折はあるものの、いい感じでボストンへの道を紡げている。
このまま、あと1か月余。心も身体も研いでいこう。
何を課題をもって挑めばいいか、道がかなり鮮明に見えてきた。

帰りは、新幹線新幹線。新大阪に帰ってきたらたった2時間余なの に、東京よりかなり寒い・・・東京のほうが暖かかった。

関西より東の土地で、春を感じ、奥多摩の美しさ、伝統を感じ、青梅のみなさんのホスピタリティ、大切な友達のホスピタリティ。

楽しい2日間。お世話になったみんなありがとう。来年は、またやってくるのかな。(といいながら東京マラソンはエントリしていそうあせあせ(飛び散る汗)