覚書

イラストレーター進士遙のブログです。
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talkie and silence

2005-01-09 05:02:34 | 映画
talkie and silence (舟橋淳)という短編映画を見た。
open art というホームページで公開されているもので、
監督の舟橋淳さん自身はNYで活躍されている方。

17分の短いフィルムで、アパートの一室で
男女が口論をしているシーンから始まる。
そのあと女の人がその場を逃げ出し町の食堂にすわり、
隣に居た聾唖のおじいさんと、筆記での会話が始まる。
おじいさんは毎日何かを見つけて、それを記録しているのだけれど、
何回かのやり取りの末、二人は外に出てその何かを探し始める。
たとえば「things that hang down」。彼女は首を傾げるが、
おじいさんは両手の人差し指と親指でカメラのファインダーを作り、
信号機に、ピアスのついた耳に、星条旗にそれを当てる、
と、それらは全部ぶら下がってるものに見える。
そしておじいさんはまたノートにかく。
「you can tell what they are thinking from their faces and action」
やがて彼女は夜また男の居るアパートに戻ってくる。
彼はまた同じ文句を彼女に投げる。
しかし彼女は黙ったまま。
彼女は彼を見つめ、彼に近づいていう。
「why don't you look at me?」

えいがはここでおわり。
かなりはしょって自分の思ったとこだけ書いたので
監督さんに申し訳ないんだけど、
わたしはちゃんと人を見て話してるか?
そして人を見て聞いてるか?
人が見ていることをちゃんと知ってしゃべっているか、
人と接しているか?ってことをいろいろ考えた。
自分の気づいてないところできっといろんなサインがでてて、
それで相手を傷つけてたりとか、困らせてたりとかしてるかもしんないし。

逆に相手のサインを読める才能のある人もいるし、
しゃべってても相手に絶対不快感を与えない人も居るし。
みんなすごいなぁ。私にはなにができるでしょうか。

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