音量を上げて欲しい時は

先日、
前回に客席した舞台の共演者が出演している舞台を見に行きました。

座席は、
通路沿いで客席中央の後ろの方に座りました。

始まる直前に、
自分の真後ろに一人のオバチャンが座りました。

客席係の人と会話してる感じだと、
オバチャンらしいオバチャンと言うか、
上品な感じではなくどちらかと言うと気さくな感じでした。

そして舞台が始まり…

頭のシーンは静かな感じで、
セリフもわりと小さめの声でした。

後ろの方に座っていたので、
声が小さくてあんまり聞こえないなぁ
と思っていると、
後ろのオバチャンが、

『聞こえないからもっと大きい声で言って！』

と言い始めました。

衝撃的です。

確かに聞こえにくいけど、
言いますかそれ？(苦笑)


オバチャンの声は大声ではありませんが、
静かなシーンだったので舞台裏まで届いていたそうです。

客席係の人が、
懸命になだめたり前方の席への移動を勧めてみても、

『前の方でも一緒よ、あたしには聞こえないのよ！マイク使ってないの？』

と、譲りません。

ドキドキの展開です。

このままこの静かなシーンとが続いたらどうなってしまうんでしょうか？

そんな不安と期待にかられていると、
シーンが変わり、

『あ、聞こえるようになった！』

という声を最後に、
後ろは静かになりました(笑)