か ら け ん


ずっと走り続けてきました。一休みしてまわりを見ます。
そしてまた走ります。

球(タマ)

2012年11月15日 | 技術

古い自転車に乗っている。スポーツタイプではあるが今はやりの異常に車輪の小さいアルミかなんかの自転車もどきと比べるとはるかにかっこいい。ドロップハンドル、ホライズンフレーム、スチールリム。タイヤは10回以上変えた。チェーンは3,4回変えた。

もう30年以上乗っているがこれと言った故障はない。ただ小さい消耗品のたぐいの交換は数えきれない。

前のスプロケットの中心のベアリングが悪くなり力を入れて漕ぐとがりがり言うようになった。たいした故障ではない。バラしてベアリングの球を取り出した。マイクロメーターで球の径を測りたいところだが100円ショップで買ったノギスしかない。

結局現物を持って自転車屋さんにいった。派手に自転車を売っているところにはベアリングはない。くたびれて汚くておじいさんがやってるところには、ベアリングがきちんと大きさごとに小さいマヨネーズの瓶を利用しておいてある。

ボールベアリングを1個買いに来る客なんていないのだろう。自転車屋のおじいさんはとても喜んだ。今は自分でやる人は少なくなったね。そういうと久しぶりに本物の客にであったぞと言わんばかりに破顔一笑した。

僕の自転車には13個の球が入る。人の目には分からないが大きいと入らない、小さいとガタが出てまた割れる。まあこれだろうと推定できたのでグリスとともにスプロケットの中心に閉め込んだ。

自転車はコツがたくさんある。これで苦労してきたやつはバイクに乗るようになっても飲み込みが速かった。バイクで飲み込みが早いやつはクルマも分かりが早く楽しんで整備ができる。

もう死ぬまでベアリングの球を変えることはないだろう。そのまえに僕の寿命が尽きる。じゃあ一度の修理ぐらい修理屋に出したらどうだと、この頃になって生まれて初めてクルマとか言う機械らしい機械を持ったやつはぬけぬけと無理解をさらす。

故障したらJAF任せでどこがクルマ好きなの。いろんなタイプのクルマ好きがいていいとか弁解したいわけ?バカ言ってんじゃないの。

よく僕の文章を読みなさい。僕はね、ミーハーと一緒にしないでと言ってるの。

Posted at 2012/01/11

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