カラカネニュース

NPO法人カラカネイトトンボを守る会の行事を紹介しています。

★夏の湿原観察会2016

2016年07月03日 | 行事

  

 前日は雨が降り天気が心配されましたが、当日は天気も気温もちょうど良く、観察会日和となりました。今回は41名の方々の参加がありました。今回の観察会は、本会と同じように湿原にかかわる活動を行っている方々の参加もあり、主に植物を中心に詳しく観察して歩きました。中学生の参加もあり、ひととおり植物について紹介、解説がありました。カラカネイトトンボやヨツボシトンボも観察することができました。ノハナショウブは例年より開花が遅いのか、あまり見られませんでした。水質もpHがだんねだん中性に近づいており、埋立ての影響は深刻です。

 
 年々埋立てが進み、本会の所有地の看板は、埋立てられて土砂がたまった高い場所からでないと見えないほどヨシが生えていました。また埋立てられていた場所には、無残に捨てられた本会で建てた看板がありました。あっという間に1時間半が経ち、今年の観察会も無事終了しました。

 観察会は無事終了しましたが、奇しくもこの日、本会が5年前より提起した訴訟の最高裁への上告が棄却されたことを受け、説明会が開かれました。説明会には30名の方が参加し、顧問弁護士の田代先生からの説明、参加者からの質問等、1時間にわたって行われました。これまでの道のりは長く険しい道でしたが、結果は厳しいものとなってしまいました。先生方は、このままでは終わることができない、と新たな方法を模索して下さっています。あきらめず何とか埋立てを阻止し、わずかに残った湿原の生命を守るため、活動を続けていきます。


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